橋本環奈と重岡大毅(ジャニーズWEST)が、7月31日に都内で開催されたW主演映画「禁じられた遊び」の完成披露イベントに登場。共演の堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、メガホンをとった中田秀夫監督と共に作品の魅力をアピールした。
同作は、清水カルマのデビュー作で第4回「本のサナギ賞」で大賞を受賞したホラー小説が原作。「リング」(1998年)、「スマホを落としただけなのに」(2018年)、「事故物件 怖い間取り」(2020年)など数多くのホラー作品を手掛ける中田監督が演出を務める体感型ホラーエンターテインメントだ。Ｗ主演の2人は本作が初共演となり、橋本は映像ディレクターの倉沢比呂子を、重岡は比呂子の元同僚・伊原直人を演じる。
舞台あいさつに先駆けで劇場のロビーで行われたイベントは、橋本と重岡が特設の“盛り土”に向けて「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム」と呪文を唱えてスタート。
一足先に映画を見た感想を、橋本は「純粋に面白かったです。中田監督という巨匠のホラーと聞いて、怖いのはもちろん想像していたし、怖かったんですけど、私はクスクス笑っていました。やっぱりシソンヌの長谷川(忍)さんのところですかね。あの人結構ふざけてるのかなって」と話すと、重岡も「怖いところがしっかりたっているからか、面白いところも際立って見えるよね」と同意。
続けて橋本が「紙一重なのかもしれないですね。猪塚さんと2人で祓ったりするところとかは“怖面白い”じゃないですか。何かを唱えたりして」と言うと、重岡は「今大事なワードが出ましたが、僕らの中では“おも怖”なんて言っているんです。ちなみにチームで最初に言い出したのは僕なんですけど…。おも怖っていうのもこの映画の特徴なんじゃないかなと」と、面白くて怖い＝“おも怖”な作品であると強調していた。
また、今回初共演した感想を聞かれ「このまんまだなと思いました」と声をそろえた2人。その上で、橋本は「この重岡さんの明るいイメージがもともとあって現場でもそういう感じだったので、直人(役柄)としての闇落ちした空気感がすごいギャップで、ビックリしました」と劇中での演技に驚いたことを明かす。
一方、重岡は「よく“裏表がない”って言葉があるじゃないですか。まさに彼女のための言葉なのかなって思うくらい。立ち居振る舞いも格好よかったです」と絶賛。
さらに、重岡は直人の妻であり、亡くなった後に“最凶モンスター”としてよみがえる美雪役のファーストサマーウイカについて「今日ここにはいませんけど、ウイカさんの力がすごかったですね」と称賛し、「美雪はこの映画の目玉というか見どころというか。倒せないし、祓えないし、何度でもよみがえって追い掛けてくる。令和の新しいホラーアイコンになるんじゃないかな思うので、そこはぜひ注目して見てほしいです」とウイカが体現した美雪の怖さを伝え、作品をアピールした。
映画「禁じられた遊び」は、9月8日(金)に全国公開。
◆取材・文・撮影＝ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)