コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、オリジナル漫画をTwitterに投稿している御崎そらさんの『先生はズルい』だ。
同作は先生と生徒のういういしい恋愛模様を描いた作品で、7月6日に投稿されたツイートには2万6000を超える「いいね」が寄せられた。また「気がついたら尊死してた」「罪深いイケメン先生」など様々なコメントも集まっている。作者の御崎そらさんに、『先生はズルい』を描いたキッカケやこだわりについて伺った。
とある女子生徒が「好きです。付き合ってください」と先生に告白した。だが、「断る」と食い気味に応える先生。今回で通算36回目の告白を失敗した女子生徒は、“なぜ先生を好きになってはいけないのか”と先生に問う。
すると「ダメってことはないと思うぞ」と意外にも、肯定的な返答で女子生徒は驚く。それにもかかわらず告白を断られているのは“脈無し”と理解し、うなだれる女子生徒。先生は困ったように笑い、「4月以降連絡可」と文章と電話番号が書かれた紙を渡すのだった…。
先の読めないオチに予想を裏切れた読者が続出し、ネット上では「コマ割もズルい」「とびきりのサプライズカウンターで幸せ満開」といったコメントが相次いでいる。
――『先生はズルい』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「教師と生徒」といった禁断の関係性が、どうやったら合法的に、でもロマンチックにくっつけるか、といったことを考えて作ったような気がします。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
ラストのコマ直前の先生の表情や、5ページ目の女の子の泣き顔は、一見バッドエンド方面に見えるように、でもよく見ればラストのシーンに繋がっても違和感がないよう、かなり熟考して描きました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
先生が「人を好きになっちゃダメなんて法律はない」と言うシーンは、個人的に気に入っていますし、描きたかった部分でもあります。
涼しく答えてる先生ですが、内心こころが揺れ動いている状態って良いですよね…。
――同作以外にもカップルを描いた作品が多いですが、描き始めたキッカケは何かあったのでしょうか? またカップル系漫画を創作する際に意識しているポイントもあれば教えてください。
描き始めたキッカケは、至極単純で「理想のカップル像」の妄想からです。
カップル系漫画は、読者に「いいな」「羨ましい」「自分もこうなりたい」と思わせたら成功だと思っているので、共感するポイントを作るように心掛けています。
――同作に対して多くの反響があったかと思いますが、特に嬉しかった・印象的なコメントを教えてください。
「この漫画を描いた方の先生もズルい」というコメントがあって、それはちょっと笑っちゃいましたね。恐縮でございます(笑)。
――今後の展望や目標をお教えください。
もっと画力を上げたいですし、創作技術もあげたいですが、一生自分の技術に満足せず、勉強していたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
私が皆様からいただいたお金と見合う、またはそれ以上の質の作品をお届けできるよう、精進してまいります。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)