<わたしの幸せな結婚>美世の幸せが許せない…妹・香耶の魔の手が迫る中、幼なじみ・幸次が見せた男気に称賛の声

2023/08/03 12:32 配信

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アニメ「わたしの幸せな結婚」第5話が放送(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第5話「波紋」が8月2日(水)に放送・配信開始となった。第5話では、清霞と幸せな生活を送る美世に魔の手が忍び寄る中、彼女に恋心を寄せる幸次の行動が賞賛を集めている。(以下、ネタバレを含みます)

「わたしの幸せな結婚」とは


原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。

舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。

やっと思いが通じ合った清霞と美世(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会


美世の幸せな日々に影を落とす策略


清霞の優しさに触れ、「ここにいたい」と初めて自分の望みを口にした美世。最初は家同士の利益を見据えた結婚だったが、互いを思いやり、二人の気持ちは確実に近づいていた。第5話では、そんな彼らに美世を様々な形で利用しようと企む者たちの魔の手が忍び寄る。

前回、花との再会を手助けしてくれた清霞の部下・五道(CV:下野紘)にお礼がしたいと清霞に提案した美世。久堂家の屋敷に彼を招き、得意な手料理でもてなすこととなった。当日、美世は清霞が見繕ってくれた桜の着物で五道を迎える。あまりの美しさに見惚れる清霞。いつもは部下に対して厳しく接する彼の意外な姿に、五道は驚くのだった。

五道自身、精一杯の感謝を示す美世をたいそう気に入った様子。おふざけで彼が求婚を迫ると、美世は謙遜しつつ「私は清霞がいいので」と素直な気持ちを吐露する。心なしか清霞も嬉しそうで、五道が帰った後も二人の間には甘い雰囲気が漂う。

そんな風に美世が幸せな日々を送っていることを知り、怒りに震えるのが妹の香耶(CV:佐倉綾音)だ。彼女にも、幸次(CV:西山宏太朗)という婚約者がいる。だが、幸次はもともと美世に想いを寄せており、香耶はそのことに気づいていた。しかも、美世の婚約者は美形で、名家・久堂家の当主である清霞。「常に姉より上でなきゃダメなのよ」という母親の言葉が香耶の脳裏をよぎる。彼女は常に美世を見下すことで、己を保ってきたのだ。

そんな香耶の心情を理解してか、薄刃家の血筋を引く美世をどうにかして手に入れたい辰石家の当主・実(CV:堀内賢雄)は彼女を焚きつける。まんまと策にはまった香耶は父・真一(CV:家中宏)に、美世と婚約者を取り替えてもらうよう提言。しかしながら、真一はそれを突っぱねる。いまひとつ何を考えているかわからない真一だが、彼には彼なりの考えがあるのだろう。

美世の幸せが許せない妹の香耶(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会