──数々の2.5次元舞台に出演されているので、すごく大きく捉えると“原作のあるものを演じる”という点ではお手の物だと思いますが、映画ということで意識したことや大切にしたことがあれば教えてください。
そもそも僕は映像と舞台って、根っから競技が違う気がしていて。今回は「よりリアルに演じたい」と思いました。あと、原作はあっても映画になったときにどうしても全部は描ききれないわけで。なので、僕自身はじっくり原作を読み込みましたし、役作りも原作と照らし合わせながらやりましたけど、脚本の起承転結を大切にしようとは思いました。現場では、原作のことはあまり意識せずに、その場で何を感じるかを一番大切に演じることは心がけました。
──最初、主演の話を聞いたときに「自分で大丈夫かな」という不安もあったとおっしゃっていましたが、実際主演として1本映画を撮り終えてみての手応えや、撮影を通して手に入れたものはありますか?
手応えは今はまだなくて。観てくれた方のお声をいただいてやっとわかることだと思うのですが、とりあえず、僕自身は、そのとき出せる全力は出しきれたんじゃないかなと思います。もちろんまだまだ未熟ですけど、主演という大きな不安とプレッシャーの中でもやりきれたということが、成長につながったなと感じています。
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