WATWING・鈴木曉、メンバーがいなかったら「僕はここにいなかった」メジャー1stアルバム『Where』での挑戦を語る

2023/08/19 18:00 配信

音楽 インタビュー 独占

鈴木曉撮影=横山マサト

2023年のZeppツアーがソールドアウトするなど、勢いのあるダンス&ボーカルグループ・WATWING。8月22日(火)に、グループ史上最大規模となるパシフィコ横浜でのワンマンライブ「WATWING First Full Album One Man LIVE "Where to Forward"」を控え、8月30日(水)にはメジャー1stアルバム『Where』をリリースする。メンバーの鈴木曉に独占インタビューを実施し、ライブやニューアルバムについて話を訊いた。ダンス未経験でグループに加入した鈴木曉がダンスへの思いを語る場面では、グループの絆も浮かび上がった。

ニューアルバムは「本当にすごく豪華な1枚」

──8月30日にメジャー1stアルバム『Where』がリリースされます。このアルバムはどのような作品になっているのでしょうか?

僕たちはデビュー5年目。今この時点で自分たちがどこにいるか、そしてこの先どこへ向かっていくのかというのを、この作品を聴いた皆さんに感じてもらいたいと思って、「Where」というタイトルを付けました。自分たちからその場所を提示するのではなく、聴いた人に感じてもらえるアルバムになっていると思います。

──改めて収録曲を並べてみて感じたことはありますか?

僕たちは去年からコラボシングル(大橋ちっぽけプロデュース「Honey, You!」、chelmicoプロデュース「WAIT A MINUTE!」、SALU×SUNNY BOY「WINGS」、Kvi Babaプロデュース「The Practice of Love」)をリリースさせてもらっていたのですが、やはりすごく勉強になりました。毎回レコーディングにはプロデュースしてくださった方が来て、ディレクションしてくれて。もちろん難しいことも指示してくださるし、うまくできなくて悔しいこともありましたけど、とても身になりました。あと、今回のアルバムには1曲目にイントロ楽曲を入れているんです。アルバムにはイントロを付けたいと思っていたので、イントロ楽曲を作ると決まったときはみんな沸きましたね。ちなみにイントロはSeihoさんに作っていただいています。本当にすごく豪華な1枚になっています。

鈴木曉撮影=横山マサト

「みんなの前でパフォーマンスできるのが楽しみ」

──今作の中で、グループとしてのチャレンジや特に苦労したことを挙げるなら?

苦労したことでいうと2つあって。まずはリード曲の「Let's get on the beat」。tofubeatsさんが作ってくださった、近未来感のあるダンスサウンドの楽曲です。この曲はShow-heyさんという方が振り付けてくださったのですが、あの…すごく踊るんですよ(笑)。踊りまくる。僕たちの良さでもあるパフォーマンスを見せられてすごく良いんですが、踊り終わったあとは全員がへとへとになっています。それくらいダンスの魅力が詰まった曲になっています。体感としては、今までの曲で一番、踊り終わったあとにキますね(笑)。

──では、もう1つは?

「feel like… this」です。この曲はメンバーの八村倫太郎桑山隆太がドラマ撮影で忙しかった時期に、僕と福澤希空と高橋颯と古幡亮の4人で何かできないか?と考えて作ってもらった4人曲。この曲を、今回アルバムに入れるにあたって6人バージョンにしました。6人曲としてレコーディングし直すタイミングで、プロデューサーのAshさんがLAから来てくださって。グルーヴ感や英語の発音などを改めてディレクションしてもらいました。それは今までのレコーディングで一番難しかったですね。でもおかげでさらにパワーアップした曲になったので楽しみにしていてもらいたいです。

──今お伺いした2曲だけでも、歌もダンスも高い難易度の楽曲に挑戦した作品になっているのを感じます。

そうなんですよ。その分、みんなの前でパフォーマンスできるのが楽しみです。

鈴木曉撮影=横山マサト