おめかしして部屋を出た藤子。当然同じタイミングに部屋から出てきた蒼真は、その可憐な姿に「かわいい…写真撮りた~い…」と小声で本音が漏れてしまう。しかし「仁科さん?」と声をかけられて正気に戻り、「そのワンピース、お似合いですね」とギリギリ爽やかイケメンのまま踏み止まる。
向かった町中華では餃子、ビール、レバニラ、小籠包と町中華のフルコースを堪能した2人。蒼真から「写真撮ってもいいですか?」と相談があったものの、「ダメです!ガッツいてるのは、恥ずかしすぎます」とさすがに断られてしまった。
食事のあとは、藤子がお気に入りの場所へ。町を見渡せる高台で、緑豊かな風景も心地よい。育ってきた環境も何もかも違うのに、驚くほどにウマが合う蒼真と藤子。「なんか奇跡みたい」「良い人に会えてよかった。仁科さんがお隣さんで、本当に良かったです」と無垢な笑顔で本心から喜ぶ藤子の顔を見て、蒼真はふと我に帰ったように硬直する。
顔を背け、藤子に声をかけたうえで写真を撮った蒼真。「ビックリしたぁ」と笑う藤子に「僕はちっとも良い人なんかじゃないですよ」と真顔で告げる蒼真だったが、言葉の真意を問う前に藤子のスマホが鳴り響く。電話は家族からで、藤子の弟・利宗が事故に遭ったというものだった。
慌てて病院に駆け付けた2人。しかし「意識がない」という初報から一転、利宗はすでに意識を取り戻して精密検査にも異常はなかったそうだ。ホッとして家まで戻り、少々慌ただしくはあったがデートは終了。その翌日、職場の後輩に蒼真と食事に行ったことを話すと「あと長くて1カ月。先輩と仁科さんが付き合うまでですよ」「先輩、仁科さんのこと好きですよね」と言われ、藤子は改めて自分の状況と気持ちを見つめ直す。
一方で、蒼真の方には大事件が起きていた。藤子を心配する職場の先輩・坂本省吾(武田航平)が、蒼真のもとへ現れて一言。「少し、話しませんか。見ちゃったんですよね…あなたの秘密を」という通り、彼は蒼真が藤子の後を尾行しながら撮影しているシーンを目撃している。坂本の言葉を聞いた蒼真からは、いつもの柔らかい笑顔が消え失せていた。
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