コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ハムスターとの暮らしを魅力的な作画で描く遊ハちさんの『ハムスターを飼う前の想像と飼った後の思考こんな感じ』をピックアップ。
Twitterで2023年6月10日に投稿したところ、2.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、遊ハちさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
多くのハムスター漫画を創作している遊ハちさんの作品の中から紹介する今作は、ハムスターを飼う前と後の飼い主の思考変化を描いている。そして1ページ目は、まさにハムスターを飼いたいと思っている人の多くが感じているであろう印象がまとめられていた。
キュートなお顔で手の乗るハムスター
美味しそうに夢中で餌を食べるハムスター
すやすやと幸せそうに眠るハムスター
思い浮かべるのは、どれも可愛らしい表情ばかり。きっと、ハムスターを飼ったら、こんな可愛いしぐさに癒される毎日が始まるのだ――と思っていた。
しかし、実際には全然違ったのだ。金網をかじりまくってアピールする、人の手をすぐに噛む、嫌いな餌はペッと吐き捨てる…あれ?思ってたのと違う…。想像以上に険しい表情が多いな。
イメージしていたハムスターとなんか違う…という展開だが、なかでもハムスター飼いが一番共感できるのは、ラストの1コマだ。
“全てが超カワイイ!!”
険しい表情のハムスターが描かれた前のコマのイラストはそのままに、まるで副音声が入ったかのように加筆された言葉たちが、ハムスターを飼っている人にとっては「わかるーーーーー!!」の一言に尽きるのだ。
今回の作品以外にも、遊ハちさんのTwitterを見ると、ハムスター飼いの人が共感できる作品を多く読むことができる。もちろん、今作のような激しいしぐさ以外に、イメージ通りの可愛らしいしぐさや表情もたくさん見ることができる。定期的に投稿されているので、ハムスター好きな人や動物に癒しを求めている人はぜひチェックしてみてほしい。
――Twitterでは『ハムスターを飼う前の想像と飼った後の思考こんな感じ』をはじめ、多くのハムスター漫画が投稿されています。作品を描き始めようと思ったきっかけや理由などをお教えください。
飼っていたハムスターの仕草が面白いなと前々から思っており、これをイラストや漫画で表現できたら多くのハムスター飼いの方から共感して頂けるのでは?と考えたのが描き始めたきっかけです。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
ハムスターの柔らかさを伝えられるような絵が描けるよう心がけています。
伸びたり縮んだり不思議な形になったり、液体のように様々な姿に変化する「ハムスターあるある」を表現できるよう日々研究しています。
――今回の作品は、「ハムスターのどんなしぐさも全てがカワイイ!」というお話でした。遊ハちさんのなかで、特に可愛いと思うハムスターのしぐさや行動をお教えください。
どれも可愛くて決められませんが、音に反応してこっちを見てくれる瞬間は特に好きです。
人の声やご飯の音に気付くと、前足を上げて周りをキョロキョロ見回したり、つぶらな瞳でこちらをじっ……と見つめてきたりするのはやはりとても可愛いです。
――遊ハちさんのもうひとつのアカウント(@nemone_2)では、はち(蜂)を主役にしたお話も描かれています。今後、作品として描いてみたい動物や虫がいたら、理由とあわせてお教えください。
まだ具体的な案は何も決めていませんが、いつかはちのようなモコモコもちもちの可愛い仲間を増やせたらいいなと思っております。
せっかくなら虫仲間で何か描きたいです。
――遊ハちさんの今後の展望・目標をお教えください。
より多くの方にハムスターやはちのお話を見ていただけるよう、漫画やイベントなどの活動を頑張っていきたいです。
直近であれば11月にデザインフェスタに出展予定なので、多くの方に作品を見ていただけるような展示とグッズ制作を進めていこうと思っております!
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
毎週投稿を続けてこれたのも皆様からの反応や暖かいコメントがあっての事です。
いつも漫画を見て下さりありがとうございます。
これからもより良い作品を作っていけたらと思いますので、どうぞ楽しみにお待ち頂ければ幸いです!
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