眞島秀和、一ノ瀬颯が熱弁する自身の印象について「ハードルを上げないでください(笑)」<ハレーションラブ>

2023/08/13 00:30 配信

ドラマ インタビュー

「ハレーションラブ」一ノ瀬颯と眞島秀和にインタビューを実施※ザテレビジョン撮影

高橋ひかるが主演を務める土曜ナイトドラマ「ハレーションラブ」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)が8月5日よりスタートし、放送のたびに反響を呼んでいる。

同ドラマは、平和な街で亡き父が残した写真店を母と一緒にほそぼぞと営みながら、大学に通う女子大学生・深山朱莉(高橋)が、二人の男性との出会いをきっかけに街や人の“偽り”が暴かれ、隠されてきた15年前の事件の真相に迫るラブサスペンス。

また、脚本は2022年の大学生だった当時に「第22回テレビ朝日新人シナリオ大賞」で大賞を受賞した新進気鋭の脚本家・若杉栞南氏。脚本界・映像界が今最も注目する脚本家の一人である若杉氏が、高橋と初タッグを組み、連続ドラマを初めて手掛ける。

今回、同ドラマに出演する眞島秀和一ノ瀬颯にインタビューを行った。

眞島が感心した若杉氏らしい「着眼点」


――出演が決まった時の気持ちは?

眞島秀和(以下、眞島):「テレビ朝日新人シナリオ大賞」を受賞したすごく若い脚本家の方が今回の作品を手掛けるのですが、そういった新しい才能を持った方とこのドラマで一緒にお仕事ができるということがすごく楽しみでした。

一ノ瀬颯(以下、一ノ瀬):僕も眞島さんと同じようにすごく楽しみでした。脚本を読んで、とても面白い作品だなと思ったと同時に、脚本家の方が同世代でもあるので、「よっしゃ! 一緒に盛り上げていくぞ!」という気持ちにもなりました。

――これまでたくさんの作品で脚本を読まれてきたと思いますが、これまでの脚本との違いや驚いたことなどを教えてください。

眞島:すごく若い方が手掛けている脚本なのですが、今回の作品で一つの大切なアイテムとして、カメラのフィルムなどが登場するんです。脚本を読んだ時に、ネガだったり、フィルムだったりが作品の中で、キーワードになってくるので、その着眼点に感心しました。

僕ら世代からしたらカメラのフィルムなどは特別でもなかったですし、身近な存在だったのに、今の若い方にとっては、それらをテーマとして描く世界観が新鮮なアイテムになるということが面白かったです。身近な物を取り入れているのかなと思っていたので、「あ、デジタルじゃないんだ…! 渋いな」みたいな(笑)。

一ノ瀬:(笑)。僕はこの世界に入って5年目になるのですが、今まで読ませていただいた脚本に比べると、描写がより細かいなと感じました。読んだ時になんとなく情景が浮かび上がってくると言いますか、文字として読んでいるのに自分の中で映像として鮮明に描くことができる脚本でした。

そういった細かな表現から、若杉さんの描きたいことであったり、脚本家としての「プライド」であったり、熱量が伝わってきました。

一ノ瀬颯、眞島秀和※ザテレビジョン撮影

眞島が撮影に入るたびに考えていることとは?


――ご自身の演じるのはどういったキャラクター?

眞島:僕が演じる浅海は大学の講師です。(※このインタビューは撮影前に実施) パブリックな所にいる然とした姿と、朱莉(高橋)に引かれていく姿、そしてとある目的をもって朱莉に近づく姿などさまざまな面があります。そのあたりの使い分けを自分の中でどう組み立てていこうかな、どういうふうにしようかなというのを今は考えています。

――現段階でこのシーンでの浅海はこうしようというようなパターンが何通りかイメージできている状態?

眞島:パターンというか、こればかりは僕がイメージしていても、撮影が始まってみないと分からないものなんです。監督が何人かいらっしゃったり、OAされる枠が決まっていたりだとか、そういうさまざまな条件の中で、どれだけ自分の役が芝居の中で時間を使えるのか、(撮影が)始まってみないと、浅海のリズム感(=せりふの言い回しや間の取り方、話すテンポ、適度な「タメ」など)というものが分からないし、つかめないんです。

キャラクターがどういったリズム感になるのかが、毎回撮影に入る前の楽しみでもありますし、リズムに乗っていくまでの時間が不安な部分でもあります。

――撮影に入るたびに毎回そういったことを考えていらっしゃるのですね。

眞島:真ん中でやらせてもらう時と、脇でやらせていただく時では、使える時間が違いますが、どの作品でもどのキャラクターでもお芝居のペースをどうつかむかが大事だと思っているので、今はなるべく早くそのペースをつかみたいなと思っています。

一ノ瀬颯、眞島秀和※ザテレビジョン撮影