「シティーハンター」とゆかりの深い新宿。その思い出を聞かれると、神谷は「新宿で上映されるということもとてもうれしいですし、実は私、新宿区民なので倍うれしいです!」と明かした。沢城も「大変個人的なエピソードですけど」と前置きして「養成所が新宿にありましたので、制服で週に2回せっせと歩いた街です。ミスタードーナツでよく宿題したなぁ、とか」と思い返し、今作に出演できたことについて「ドリームズ・カム・トゥルーですね」と笑顔で答えた。
そして、堀内も「ディスコのディスクジョッキーをやりながら『僕の人生ってこれからどうなっていくんだろう?』と思いながら日々過ごしていたのが新宿でした。そういう意味ではいろんなことがあった街です」と思い出がたくさんあるなじみ深い場所だと語った。
山里は、新宿に関して「吉本興業の本社がありますんで。悪の巣窟なのでリョウに成敗してもらいたいですね」と言って笑いを取り、「若手の頃から劇場でもお世話になってますし、こういう形で皆さんと並んでいるのが夢見心地でまだフワフワしてます」と他のキャスト陣と一緒に登壇していることが信じられないと話した。
新宿観光振興協会の杉江理事長が登壇し、「新宿を題材にした映画や小説はたくさんあります。でも、こんなに長くつながっているものはないんじゃないかなって思います。冴羽リョウさんには映画だけじゃなくて、新宿の街のPRもぜひお願いしたいと思いまして」と、新宿観光アンバサダーを任命した理由を説明。
そして、任命証の授与が行われ、神谷が受け取った。続けて、冴羽リョウの等身大フィギュアの除幕式が行われ、「Get Wild」の流れる中、冴羽リョウが姿を現した。
映画「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」は、9月8日(金)から劇場公開。
◆取材・文=田中隆信
※冴羽リョウの「リョウ」は、「僚」の“にんべん”が“けものへん”