智明に大学時代からずっと好きだったと言われ、離婚するものと思っていた繭美は、まさかの展開に激しく動揺。由香里に声を荒げてしまう。その場に遅れて理子が現われた。実は由香里は、離婚を求めて繭美と協力していることも理子に相談していたのだ。
理子は、繭美と由香里の姿を見て、あることを思い付く。後日、2人を呼び出した理子は「席替えをしたらどうでしょう」と提案した。
繭美は医師の妻という席へ、由香里は自由な世界という席へ。その由香里の新しい席は、翠の場所というのだ。遅れて現れた翠は「私が死んで、由香里さんが私になればいい」と言った。
刑事でありながら“偽装自殺”の計画を提案する理子にゾクッとさせられた。秘密の計画は判明したが、なぜ彼女がそんな提案をするのかは謎のままだ。
また、繭美が録っていた智明との音声データで裁判を持ちかけたとき、由香里は「それはできないです。それだけは避けたいんです」と言った。冒頭、理子の上司・上原(野間口徹)が由香里の実家に聞き込みに行くシーンがあったが、そこで由香里が現在のイメージとまったく違う証言を得ていた。裁判ができないことと、それが絡んでいるのだろうか。
さらに、神野家を見上げる謎の女(南沢奈央)も登場。秘密の計画へと進んで行く様子と見せながら、新たな謎も浮上してサスペンス感が途切れない。ストーリー構成のうまさに引き付けられる。
SNSには「面白くなってきた」「このドラマ策士だらけ」「由香里に裏の顔が?」「このままいくとも思えないんだよな」「どんどん女達の本性が出てきて見入っちゃう」と、ドキドキ感を刺激されている感想が寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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