俳優の綾瀬はるかが、8月11日に都内の劇場で行われた映画「リボルバー・リリー」の初日舞台あいさつに、長谷川博己、ジャニーズJr.・羽村仁成、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、ジェシー、板尾創路、行定勲監督と共に登壇した。
同作品は、長浦京の同名小説を映画化したもので、第一次世界大戦と関東大震災の爪痕が癒えぬ1924年の東京を舞台に、綾瀬演じるダークヒロインが巨大な陰謀の渦に巻き込まれながら宿命と戦うさまを描くカタルシスに満ちた壮絶華麗なエンターテインメント大作。
謎の男たちに屋敷を襲われ、女中らを惨殺された細見慎太(羽村)は、辛くも現場を脱出するが、追っ手に取り囲まれてしまう。窮地に陥った慎太の前に、S＆W M1917リボルバーを握る謎の女性・小曾根百合(綾瀬)が現れる。出会いの裏に隠された驚愕の真実を知る由もないまま、2人は行動を共にし、巨大な陰謀の渦に飲み込まれていく…。
登壇した綾瀬は撮影を振り返り「ちょうど去年の夏、猛暑の中の撮影から終わるころには肌寒いくらいになっていました。個人的には肌が出た衣装でアクションしたりとか、髪の毛を切ったりとか、とてもいろいろ挑戦しがいのある作品で、やりがいのある夏でした」とにっこり。
さらに、「本当に素晴らしいキャストの皆さん、そして監督、スタッフさんと、本当に暑い中一丸となって魂込めて日々作っていったので、アクションが多い映画ですけれども、ぜひ大きなスクリーンで見ていただきたいです」とアピールした。
また、登壇者たちが綾瀬との共演について語る一幕も。百合を支える弁護士・岩見良明を演じる長谷川は「(綾瀬が)すごいアクションをしていて、『すげぇ…』と思って見ていたら、(カットがかかって)血だらけの姿で帰って来て、『博ちゃん、今日何食べた？』って(笑)。本番の時とオフの時は全然違うんです」と暴露。
そんな中、行定監督が綾瀬と長谷川について「2人はすごく仲が良くて、そこはすごく救われました。やはりギクシャクしていると“バディー感”みたいな空気が作りにくいものですから、それを全部飛ばしてくれました」と絶賛した。
◆取材・文＝原田健