【僕やり連載】窪田正孝「若い子のトラウマになるようなドラマにするのが理想」

2017/07/18 13:09 配信

ドラマ

若い子のトラウマになるようなドラマにするのが理想


撮影=西村康


――ますます“僕やり”のこれからが気になってきました。

「原作の金城(宗幸)さんと話をさせてもらって、高校生の頃に言えなかったことを大人になってから振り返って描かれたということが凄く印象的だったんです。そういう意味では自分は金城さんと等身大の感覚でいるのかなと。28歳になって17歳に戻って演じている訳ですから」

――それはトビオを演じる時に生きていますか?

「そうですね。本意ではなくても人を死に至らしめてしまった出来事を青春という時期を使って描いているからこそ、僕は人に言えないことも、言いたいことも、剥き出しにしようと思っています。そのほうが見ていただける層も広がるのかなと。そういう意味では、今まさに高校生というよりもその下の年代にとってトラウマになってほしいと思っています」

――トラウマ、ですか。

「パッと浮かぶ子供の頃に見た学園ドラマにしたいんです。今、中学生ぐらいの人が大人になった時に“僕やり、凄かったよね”と言ってくれるような。今、高校生の人はどう思うのかな? 僕が高校生だったら、多分、面白がって見ていたと思います。ただ、本質までは分からないでしょうね。僕自身も本質がわかっているかと言われたら、まだ10分の1ぐらいなので。ただ見るだけでも面白くて、その後にも余韻というか、記憶に刻まれるというか。“僕やり”にはそういう魅力もあるのかなと思っています」

トビオには登場人物それぞれを見せる役割も


ボーリングでテンション高めのトビオら(C)カンテレ


――2話以降の展開も少しだけ教えてください。

「4人がバラバラになってからはトビオがみんなのところに行ったり、トビオのところに誰かが来たりと物語は進んでいきます。そういう意味では登場人物それぞれを見せる役割もトビオにはあるのかな」

――思い切り飛びますが、結末は決まっているんですか?

「原作9巻を10話のドラマとして成立させないといけないんですよね。最終回……、どうなるんだろう? って全然決まっていませんよ(笑)。そこはまだ思案中ということで」

窪田正孝が“差し入れました”!!


撮影=平岩享


差し入れ……。初日ですけど、(葉山)奨之とマッケン(新田真剣佑)が食べたいって話してるのを聞いて牛丼を買いました。いわゆるポイント稼ぎというか(笑)。でも、差し入れにしては少人数だなあ。まだ差し入れてないんですけど、これからの夏に備えて食べ物ではないあるモノを差し入れようと企んでいます。