JO1・白岩瑠姫「1つ1つの選択が自分を変えていく」 映画初主演で垣間見えた“青春”への憧れ<夜きみ>

2023/09/20 08:30 配信

映画 インタビュー 動画

「メンバーが僕の映画に興味を持ってくれるのがうれしかった」

撮影=友野雄


――「オールナイトニッポン」を聴いてると、JO1の皆さんは今回の映画に興味津々ですよね(笑)。

まさかこんなに予告を見てくれたり、映画を観たいって言ってくれると思っていなかったので、うれしいしありがたいです。これまで、誰かがドラマや映画に出ていても、お互いドラマを毎週観て感想を言うとか、1シーンをマネするとか、あんまり無かったんです。だから、今回もそんな感じだろうと思っていたら、やたらみんな言ってくるので(笑)。

僕が居ない時のラジオでも話題にしてくれたり、「舞台挨拶行きたかったんだけど」ってLINEくれたり…。9月1日に公開されたらすぐ観に行くって宣言しているメンバーも居るのでうれしい反面、恥ずかしさもちょっぴりあると言うか…。

――演技している自分を観るのは、まだ恥ずかしいですか?

いちばん最初の試写の時は、事務所の社長やマネージャーや、いろんな関係者の方と一緒で、演技しているのを見られるのが少し恥ずかしかったりもして、(内容が)入ってこなかったんです。でも今は、試写をもう4回ぐらい観たので、冷静に「このシーンは上手くできたな、ここはもうちょっとこうやれたな…」って細かく観られるようになりました。今回の経験を、また演技のお仕事が来た時にどう生かしていくか、とかも考えたりしながら観たりもしました。 

――最初は試写を2回続けてご覧になったとか?

初めて観たのは、映画会社の試写室だったんですけど、僕の隣が社長で、僕が登場するシーンになるたびにちょっかいかけてきて(笑)。あんまり集中して観られなかったんです。いや、「愛されてるなぁ」と思いましたけど(笑)。それで、落ち着いてゆっくり観たくてもう1回観たんです。

――1本続けて観た感想を教えてください。

バラバラに撮ったシーンが繋がって、音楽が入って、さまざまな編集が入って…ってなった物は、また別物と言うか…。台本でストーリーは知っていますが、より感動しました。茜だけのシーンは僕も見ていないので、新鮮な気持ちでお客さんと同じ立場で観られて楽しかったです。映像もきれいですし、すごいいい映画だなと思いました。自分にとって初めての主演作が、この作品で本当に良かったです。

撮影=友野雄


「ワイヤレスイヤホンで2人で曲を聴くシーンは、キュンキュンしました」

映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」より(C)2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会


――特に好きなシーンや忘れられないシーンは?

好きなシーンがいっぱいありすぎて…。部門別で答えますね。“キュンとする部門”なら、教室でのイヤホンのシーン(青磁のお気に入りの曲を、ワイヤレスイヤホンで離れた席で2人で聴くシーン)がすごくいいと思いました。僕の高校時代は、イヤホンが有線だったので、片方ずつ耳に入れて聞くしかなかったのですが、ワイヤレスで聴くのは最新型のキュンキュンだと思いましたし、真似してくれたらうれしいです。“感動部門”は、屋上で茜が気持ちをぶちまけるシーンですね。「泣けた」って言ってくださる方も多かったです。

――青磁は絵が得意な設定ですけど、白岩さん自身はどうですか?

絵画には興味があって、部屋に飾るために抽象画を調べたりとかしていたんですが、描くのは今まであまり機会が無かったんです。でも、今回教えてくれた先生が、僕とほぼ同年代で、すごく意気投合したんですよ。そこから先生が親身になって「こうやって描くといいよ」って動画を送ってくれたり、ペンの持ち方とかまで教えてくれたり、僕もそれに応えたくて何枚も描いて練習して上達しました。映画の中で、僕が描いた作品が2つ使われていて、それもうれしかったです。描けるようになって楽しさが増えましたね。

映画「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」より(C)2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会