小田井涼平「今、正拳突きされたぐらい“ゴンッ”って来ました」鹿児島の芋焼酎でノックアウト寸前に

2023/08/17 11:30 配信

バラエティー レビュー

五感で味わう贅沢な夕食


風呂で旅の疲れを癒した後、食卓についた小田井。運び込まれてきたのは、鹿児島でとれた地蛸、サツマイモ、黒さつま鶏などが竹の筒にたっぷり盛られた前菜だ。味付けを最小限に抑えて素材そのものの美味しさを活かした一品に、小田井はひと口するなり目を細めた。

続いて出されたのは、涼やかな緑色に新生姜豆腐と筍が鮮やかに映える陸蓮根すり流し。オクラの粘りと出汁の組み合わせに、小田井は「これ面白いなあ〜」と賞賛しながら、ゆっくり、じっくりと味わった。

魚料理の鰻白焼き、15分時間をかけてフワッとした食感を生み出した金目鯛うろこ焼とともに提供されたのは、地元の黒麹仕込み芋焼酎・萬膳(まんぜん)のロック。萬膳のキリリとしたパンチのある味わいは予想外のインパクトだったのか、小田井は「おほほ」と驚愕の笑みをこぼす。思わずという表情で、ワロさんに「今、正拳突きされたぐらい“ゴンッ”って来ましたよ!」と味わいの感動を伝えていた。

メインの肉料理は鹿児島県産の黒豚。豚肉の濃密な味を堪能するのにピッタリの肩ロースを味噌で煮込み、豆苗、ネギと一緒に口に運ぶ。肉の甘味と味噌の甘味が合体した強烈ながらもアッサリした旨みに、小田井の赤く染まった顔が一層ゆるむ。最後は料理が盛り付けられた皿にあしらわれた緑色のアクセントに触れ、「胃袋まで景色を見て楽しんでる感じがするんですよね」と絶賛。石原荘の細やかな心づくしについて、「石原荘色に染められる感じがしますね、ここは」と結んだ。

妙見石原荘の豪華ディナー※提供画像


トークが光る“表現力”


小田井は番組内で、度々夕食と併せて提供される酒を味わう機会が多い。今回のように焼酎もあれば、ワイン・日本酒などさまざまな種類をたしなんでいる。そのためディナーの最後には顔が真っ赤に染まっている場合も多いのだが、トークの表現力は一切陰らない。

今回も「正拳突きされたぐらい“ゴンッ”って来ました」という言葉が出てきたが、どれほどのインパクトを感じたのかが非常にわかりやすいコメントだ。思えば小田井は以前、ザテレビジョンの取材でも「よく『独特の表現されますね』と言われます(笑)」と答えていた。おそらくは頭の中に“わかりやすい表現”をストックしているというより、“伝える”ことを大切にしているのだろう。純烈時代の経験・歌手として歌詞の想いをリスナーに伝えることをしてきた経験が生きているのかもしれない。

多くの名勝・名旅館などに訪れる旅番組は、ともすればどこへ行っても似たり寄ったりな展開になりがち。小田井の独特な感性と表現力は、視聴者を飽きさせない重要なアクセントになっているのかもしれない。

贅を凝らした夕食と美酒に、顔が真っ赤な小田井※提供画像

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