DDTプロレスリングに所属するプロレスラーの赤井沙希選手が、8月18日に都内で開催された写真集「GRACIA」(講談社)の発売記念会見に登場。プロレスラーとして、そして一人の女性としての“ありのままの赤井沙希”を封じ込めたという写真集の撮影エピソードなどを語った。
11月12日(日)に東京・両国国技館で開催される「Ultimate Party 2023」での試合を最後に、プロレスラーを引退することが決まっている赤井選手。今回の写真集では、洗練された肉体美はもちろんのこと、コスチューム姿での練習風景なども収録されており、プロレスデビュー10周年にして、プロレスラーとしての集大成を飾るメモリアルな1冊となっている。
8月10日に発売を迎え、赤井選手は「プロレスをやってきた10年間を一つの本という形で記録に残したかったことと、皆様の記憶に残したいと思ってこの写真集が実現しました。こうやって形となって自分の思いを実際に見ることになり、すごく感慨深いです」と率直な感想を。
写真集を出すことに対するファンの反響については「サイン会の時とかに写真集を持ってきてくださって、持ちながら泣いているお客様もいらっしゃって。『どのページが好き！』などと熱く語っていただいて、本当に作った甲斐があったなと心から思っています」と明かした。
自然豊かな千葉のリゾート地と赤井選手が普段練習をしているDDTプロレスの道場でも撮影したという今作。撮影時のエピソードを聞かれると「アイドルちゃんたちだったらケータリングは一口チョコレートとかマカロンとかだと思うんですけど、私の場合はプロテインドリンクとか、ゆでたまごとか、ささみバーとか(笑)。そういうものがたくさんあって、ちゃんと私として向き合ってくださっているというお心遣いがうれしくて。アップも力が入りました」と、スタッフの気遣いに感激したそう。
また、引退後のビジョンについても聞かれ「次にこれがやりたいからという理由があって引退を決めたわけではなく、本当にプロレスが大事で、DDTやファンの方を大切に思うからこそ引退という決断をしたので、辞めた後のことはまだ考えていません。自分自身空っぽになっちゃうんじゃないかなという不安もあるんですけど、自分の心が動いたり、ワクワクするものに出会えたらいいなと思っています。今はいかに全力で残りのプロレス人生を全うできるかを考えています」と答え、引退後のことについては未定とのこと。
ちなみに、父で俳優の赤井英和にはまだ写真集の発売を報告できていないそうで「父にはまだ話せてなくて、皆様がいっぱいいっぱい報道していただいて、(それを見た)父から言われたら『しょうがないな』って渡せると思うので、いっぱい報道をよろしくお願いします(笑)」と、メディアを通じてさりげなく伝わることを望んでいる様子。
続けて「気まずいことや恥ずかしいことはやっていないんですけどね。私のいない所で見てほしいなって思います(笑)。娘が10年間一生懸命やってきたことを一つのものにして素材からこだわって出来たので、手に取って見てほしいなと思います」と力強くアピールした。