歴史ある真剣勝負クイズ番組の魂を受け継ぐ「パネルクイズ アタック25 Next」(毎週日曜昼1:25-2:25、BSJapanext)が、8月20日(日)から“4週連続夏のスペシャル企画”を放送する。第一弾の「小学生親子ペア大会」の収録のようすを覗かせてもらったところ、普段の番組とは一味違う風景があった。
「アタック25 Next」が“4週連続夏のスペシャル企画”として放送するのは、8月20日(日)「小学生親子ペア大会」、8月27日(日)「中学生大会」、9月3日(日)「高校生大会」、9月10日(日)「学校の先生大会」だ。約30年ぶりに開催される「中学生大会」をはじめ、激闘が予想される「高校生大会」「学校の先生大会」に期待が高まる。
しかし第一弾の「小学生親子ペア大会」も、“子どもが楽しむためのお遊びの前座”ではなかった。さすが「アタック25 Next」というべきか、普段にも負けない“親子で挑む真剣勝負の場”を用意したのだ。
出場する親子は4組。得意ジャンルに「オカルト」や「図形」を挙げる小学生がいれば、親からも「ラグビー」「ドラえもん」といったユニークな自己紹介が続く。個性派ぞろいのメンバーだけに、始まりから期待が高まる。
司会の谷原章介が出場者とトークを交わすのはいつものことだが、小学生相手ということで普段以上に柔和な表情と言葉選びが印象的だった。親子大会ということで応援メンバーには家族も多く、父と息子を応援する母や、中には子どもが通っている塾の先生なども。
和やかな雰囲気のなか進んでいた番組だが、問題の読み上げが始まると出場者たちの表情が一変。あどけない顔つきだった小学生たちも、耳に全神経を傾け始めた。
「アタック25 Next」は、伝統に従って誤答者には“お手付き”がある。今大会でもパートナーが間違えると2人とも2問の間は解答権がなくなってしまう。早押しクイズが持つ独特の緊張感が誤答を誘うなか、親子の絆が試される。
“親子”大会というと、一般的には親が子を助けながら楽しむ姿を想像する人も多いはず。しかし記憶力と発想力、得意ジャンルの知識を武器とする「アタック25 Next」では、年齢の差を超えて親子が“頼れるパートナー”になる。
今大会のユニークなシステムとして、「小学生クイズ」という子どもだけに解答権が与えられる問題も。ただ子どもがそれ以外の問題に答えられないかというとそんなことはなく、強い緊張感に圧倒される親を子が助けるという場面も多く見られた。
子どもが大人を差し置いて一番に解答したときに見せる誇らしげな表情は、親ならずとも顔がゆるむ。もちろん、横に座る親にとっては視聴者以上の感動があることだろう。
一方で“頼れる大人”である親の誤答によってお手付きをもらうことになった親子も。当然不穏な空気になるかと思いきや、それぞれの絆の形で乗り越える…というシーンには胸が熱くなった。「アタック25 Next」はバラエティ色の薄い真剣勝負であるだけに、勝つために団結する親子の姿が鮮明に見えてくるのだ。
パネルを使った心理戦、名物「アタックチャンス」による攻防といった逆転に次ぐ逆転を経て、ドラマチックな勝負を見せてくれた今大会。もちろん結果として勝敗はあるものの、どのチームの小学生も目がキラキラと輝いていたのが印象的だった。
パートナーとして全力で頑張ったことがわかるからこそ、相手の普段は見えなかった一面が見えたのかもしれない。親子がお互いに尊敬の眼差しを向け合っている場面には、改めていつもの「アタック25 Next」とは一風変わった感動があった。
“4週連続夏のスペシャル企画”は「小学生親子ペア大会」のほか、「中学生大会」「高校生大会」といった未来のクイズスターになるかもしれない逸材たちも登場。ラストを飾る「学校の先生大会」を含め、8月20日(日)から始まる白熱の“4週連続夏のスペシャル企画”を、それぞれの年代の子を持つ家族で見届けて欲しい。
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