8月18日に放送された「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)の第7話。ストーカーへの恐怖に戸惑う藤子(田辺桃子)と、愛ゆえに暴走を続ける蒼真(小関裕太)が痛々しいまでにすれ違う姿が描かれた。(以下、作品のネタバレが含まれます)
同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。
頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。
前回、藤子に蒼真の部屋が見られてしまった。藤子の隠し撮り写真が壁一面に貼り出され、「髪の毛」や「食べ終わったアイスの棒」などが1つひとつ密閉保管されている部屋が。“癒やしのお隣さん”だった蒼真の秘密を知った藤子は、部屋に帰ってきた蒼真と鉢合わせても無言のまま部屋を出る。
蒼真も絶対に知られてはいけない秘密を、絶対に知られてはいけない相手に見られたショックから動けない状態だった。しかし扉が閉まる音で我に帰り、藤子と話をするべく後を追うことに。
傷つけるつもりはなく、話を聞いてほしいと願う蒼真。だがそんな一方的な想いと行動は、ストーカー被害を知った藤子にとってすべてが恐怖の対象だ。「藤子さん」と声をかけられた藤子が恐怖を感じて扉を閉めようとすると、蒼真は隙間から手と足をねじこんで「話を聞いてください。お願いです!」と懇願。その姿は、必死になればなるほど恐怖のストーカーそのものだった。
とっさにつかんだタワシで手を離させ、脚は蹴りを入れることで撃退した藤子。それでも、蒼真は玄関横のすりガラス越しに「藤子さん!お願いします!話だけでも!」と上ずった声で叫び続ける。藤子の表情は恐怖に強張り、蒼真が玄関前から去っても震えるばかり。間仕切りが開いている窓にも鍵をかけ、カーテンを固く閉ざし、さらに電話・メッセージアプリから連絡を送ってくる蒼真をブロックする。
翌朝、会社への連絡もままならないまま、藤子は公園で悩んでいた。「警察に言う?でもこの状況をなんて説明したら…」と現状の対策をこまねいていた藤子は、同時に蒼真の部屋で見た光景のなかに“冬服の自分”がいたことも思い出す。つまり蒼真が部屋に引っ越してきたのはつい最近だが、それ以前から藤子のことを知っていたことになる…。
事実に思い至った藤子は、いままでの優しげな蒼真の顔をフラッシュバックしながら「全部嘘…」とつぶやくのだった。そしてそこに、蒼真が現れる。「藤子さん、大丈夫です。冷静になりましょう」と言う蒼真に、藤子は息を飲んで走りだす。
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