ビートたけしと村上信五がタッグを組み、“れきしサポーター”として林修の参加も決まった「FNS27時間テレビ にほんのれきし」(9月放送予定、フジテレビ系)。
さらに今回、マルチな才能を生かし脚本家としても活躍するバカリズムが、縄文時代から近現代までを網羅した“にほんのれきし博物館”の館長に就任することが決定した。さらに、戦国時代と幕末が舞台のドラマ2作の脚本も担当する。
独特のセンスと頭の回転の速さでさまざまなバラエティー番組に出演する他、WEB配信や雑誌連載なども手がけているバカリズム。連続ドラマ「素敵な選TAXI」(2014年、フジテレビ系)の脚本を初めて担当して以降は、数々のドラマ脚本も務めてきた。
そんなバカリズムが「FNS27時間テレビ にほんのれきし」のメイン企画“にほんのれきし博物館”の館長として出演し、“にほんのれきし”を紹介。日本の歴史の魅力を、バカリズム独自の視点で斬り込んでいく。
また、バカリズムが脚本を務めるドラマのタイトルは「僕の金ケ崎」に決定。織田信長が豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀を従えながらも撤退を余儀なくされたという“金ヶ崎の戦い”を描く。
織田信長を大杉漣が演じる他、豊臣秀吉を中尾明慶が、徳川家康を渡辺いっけい、明智光秀を杉本哲太が演じるという豪華な顔ぶれだ。時代劇ながらも現代的なせりふと笑いを織り交ぜた“脱力系戦国コメディー”となっている。また、バカリズム本人も服部半蔵として出演を果たす。
さらに、バカリズムは幕末の動乱を描いた「わたしたちの薩長同盟」(仮)の脚本も担当。坂本龍馬や桂小五郎、西郷隆盛ら3人の幕末志士が締結したという“薩長同盟”を、予想できない新展開で送る。
――「27時間テレビ」で“にほんのれきし博物館”の館長として出演されます。
ここまでちゃんと「27時間テレビ」に関わるのは初めてなので、とても光栄ですね。
たけしさんとは「オモクリ監督」(2014年4月~2015年9月、フジテレビ系)でご一緒しましたが、「27時間テレビ」に出演するたけしさんを小さい頃から見ていたので緊張します。
今回はドラマの脚本も担当するので責任重大ですし、“にほんのれきし博物館”の企画もどうなるか未知ではありますが、「たけしさんと村上さんがいるから大丈夫だろう」と安心しています!
――脚本を手掛けたドラマ「僕の金ケ崎」について教えてください。
「とにかく笑えるものにしよう」と思って脚本を書きました。
歴史はあまり詳しくないのでいろいろ調べて勉強しました。その時代に実際に生きていないので、(現代に)残されたものから最大限に想像をふくらませて物語を作っています。できる限り形にとらわれず、自由にやろうと思いました。
――戦国時代への思い入れはありますか?
有名な戦国武将や歴史に名を残している人たちなので、何となくイメージはありますが、(脚本を書くに当たって)「織田信長だったらこう」というように、縛られないよう心がけました。
実際にどういう人かは分からない訳ですから、違うイメージになってもいいと思います。
――時代劇でありながら現代語を使用しています。
いちいち当時の言葉を使うと笑いが作りづらく、会話劇をテンポ良く作り上げるには現代語の方が伝わりやすいんです。洋画を日本語吹き替えでやっているような感覚ですね。
――特に注目してほしいポイントはどこですか?
4人の俳優さんたちが大きい声を出しながら、甲冑(かっちゅう)姿で激しく動いています。相乗以上の迫力があるので、そこは本当に見ものだと思います。
それに、一流の俳優さんたちがバカバカしい台本を全力で演じてくださっているので、そのギャップも非常に面白いです!
――もう1つのドラマ「わたしたちの薩長同盟」(仮)も脚本を担当されます。
幕末が舞台で、戦国時代に比べるとより多くの資料が残されているので、資料を読みながら書き始めております。
実は、「僕の金ケ崎」も「わたしたちの薩長同盟」(仮)も、現代から物語が始まります。現代の人が授業を受けたり本を読んで、「何となく実はこうだったんじゃないか」という想像の世界を描いています。
今、語られている歴史の物語は、そういう(想像の)たまものだと思うので、それをどこまで面白く書けるかを大事にしています。
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