今まで時代劇というジャンルで多くの作品が作られてきましたが、本作はバカリズムさん独特の感性とユーモアで、新たな切り口になっています。ゆるいようで、実はきちんと計算されており、僕たち演者も「きちんと答えなくては!」と感じました。
今回は歴史上でも有名な5人の人物の丁々発止が非常に人間的です。誰も見たことのない想像の世界ですが、武将たちの「愚かさ」「切なさ」「情けなさ」など人間的な部分が、リアリティーを感じさせる作品だと思います。
僕が演じた信長も、部下から絶大な信頼を得ている部分もあれば、勇ましさとは裏腹な弱さもあり、いとおしさすら感じました。
時代劇でありながら、現代劇とも言える要素満載の作品です。バカリズムさん恐るべし!
撮影は1日、1日が非常に濃くて、とてもにぎやかな現場です。大先輩方とのお芝居も楽しいですし、こんなに恵まれている環境はなかなかないと思います。脚本も面白くて、笑わせられながらもドラマとして物語が展開していく。
役者としてとてもやりがいがあります! 時代劇は言葉使いや所作がハードルになりますが、今回はそこがないので楽しくお芝居に集中できました。今回のドラマをシリーズ化していただきたいくらいです(笑)。
皆さんが突き抜けて良いお芝居をされているので、「負けられないな!」という思いでやっています。
バカリズムさんの「素敵な選TAXI」が大好きで、その時から面白い脚本を書く方だと思っていました。くだらない事にこだわって続く会話が知的なので、普段以上にセリフに気を付けています。
史実にはない、武将たちの人間らしいところを垣間見られる作品になると思います!
バカリズムさんの脚本がむちゃくちゃおもしろいです。どのシーンもともかく面白いんです。変な汗をかきながらも、ナチュラルハイになってやっています(笑)。
バカリズムさんの脚本と芸達者な方たちとの掛け合いが一番のみどころですね。「もしかしたら(実際の歴史は)こんなことだったかもしれない」というお話なので、気軽に楽しんで見ていただきたいですね。
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