「~MリーグNo.1への道~ BEAST ROAD」(毎週水曜夜10:00-11:00、BSJapanext)は、今季からMリーグに参戦したBSJapanextによるチームBEAST Japanextの裏側や、Mリーグを駆け上がっていく軌跡を追い、応援する番組。8月12日と13日は、MリーグのプロチームであるBEAST JapanextとEX風林火山によるエキシビジョンマッチの様子がオンエアされた。
日本では、昭和の時代から大学生の嗜みや大人の楽しみとして浸透している麻雀。Mリーグとは、麻雀のプロスポーツ化を目的として2018年に発足したチーム対抗戦のプロリーグだ。2023年のシーズンは9月18日から。
「~MリーグNo.1への道~ BEAST ROAD」では、BS放送局「BSJapanext」が立ち上げたチーム「BEAST Japanext」を追うだけでなく、麻雀に馴染みのあるファンに向けた早押しクイズや、ルールも知らない視聴者のために競技の最新トレンドを深堀りするコーナーなどをオンエア。ギャンブル的イメージが強い麻雀のイメージを払拭し、裾野を広げる企画を展開している。
麻雀といえばまだまだ“男の遊び”的イメージが強いものの、近年は女流麻雀士の活躍も目覚ましい。近年ではルックスと実力を兼ね備えた選手が多く台頭し、業界人気を牽引する役割を担っている。
たとえば「BEAST Japanext」には元乃木坂46という異色の経歴を持つ中田花奈、『RTD Girls Tournament 2021』『麻雀最強戦2022「女流チャンピオン決戦」』優勝という輝かしい経歴を持つ菅原千瑛が所属。確かな腕前と実力、死線をくぐり抜けてきたキャリアのみならず、画面上を華やかにするビジュアルとオーラを兼ね備え、“ひろかな”ペアとしてチーム戦力としての期待が高まりつつある2人だ。
一方で2人の美貌に対して、SNSなどで“所詮はアイドル人気”と批判する声も少なくない。だが、8月12日と13日の「~MリーグNo.1への道~ BEAST ROAD」でオンエアされた初の対外試合では、そうした前評判を覆すだけの実力を遺憾なく発揮した。
番組では対局前、BEAST Japanextとして初の対外戦に挑む“ひろかな”と、受けて立つ立場の“るみあき”にインタビューがおこなわれた。
菅原千瑛は「BEAST Japanextの初めての試合ということで、かなちゃんと頑張って勝ちたいと思います」と決意を明かす。憧れの“るみあき”を前にして「嬉しい」という気持ちがあるものの、勝負には真剣に取り組むという意思がハッキリ見える。また中田花奈はレジェンド級の2人と闘うことについてプレッシャーを感じていると吐露したうえで、「ここで緊張していたらMリーグ本番ヤバいことになると思うので、リラックスしていきたいと思います」と十分な意気込みをコメントに乗せた。
対戦チームであるEX風林火山からの刺客は、トレードマークの金髪と銀髪が眩しい二階堂瑠美・二階堂亜樹の“るみあき”コンビ。実の姉妹であることからタッグの年数と絆の深さでは負けないと自負する“るみあき”は、「絆…そういうのはさすがにね、こっちの方が強いと思います」「完膚なきまでに叩きのめしましょう」と冗談混じりに“ひろかな”に宣戦布告する。
“るみあき”は赤と黒のユニフォーム姿、“ひろかな”はガーリーなワンピースに身を包んでの試合。なお、同試合では「2半荘の個人トータルポイント1位」にご褒美が用意されているという。BEAST Japanextが勝てば「番組でやりたいことを1つ叶えてもらえる権利」、EX風林火山が勝てば「ジャパネットたかたから素敵な商品をプレゼント」とそれぞれのご褒美が明かされると、両チームは大盛り上がり。“るみあき”はカタログを手に、早くもご褒美に選ぶ商品を物色し始めていた。
華やかな女性雀士の集まった卓らしく和やかなムードが続いたが、いざ試合が始まると空気は一変。オープニングは笑顔を浮かべながらほのぼのムードだった4人は、眉や口角を微塵も動かさないポーカーフェイスモードとなり、淡々と牌を切っていく。迷いなく切る者もあれば牌を握って一瞬逡巡する者もあり、という個性の違いこそあれども、心の内を読ませない冷静な表情と手つきで、ひりついたシリアスな空気に流れを与えていく。
序盤は“るみあき”の圧勝となったが、共に修羅場をくぐり抜けてきあ“ひろかな”も徐々に追い上げ、一瞬の隙も許さない張り詰めた緊張感が漂う対局に。白熱した接戦を繰り広げた結果、二階堂亜樹が1位、菅原千瑛が2位、中田花奈が3位、二階堂瑠美が4位につける。
第2回戦では、中田に負けじと菅原の活躍も目立った。次々に欲しい牌を手元に呼び込み、序盤では2位の瑠美に4万点以上の大差をつける。さらに中田もツモで2位にまでつける健闘を見せたが、最後の最後で亜樹に振り込んでしまったことで決着。亜樹が1位を譲らず、“ひろかな”は敗北を喫した。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)