世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称：コミケ)。2023年の“夏コミ”となる「コミックマーケット102」が、8月12日・13日の2日間、東京ビッグサイトにて開催。猛暑＆ゲリラ豪雨にも負けず26万人が来場し、会場は大盛り上がりとなった。
本記事では、そんな「コミケ」の見どころの一つ“コスプレエリア”に注目。そちらで撮影したコスプレイヤーたちの写真を、“コスプレのこだわりポイント”などのインタビューと併せて紹介していく。
最近、橘ひなのちゃんにハマっていて、毎日のように配信を見ていまして。「コミケでも是非、ひなのちゃんのコスプレをしたい！」と思い、今回はこちらの衣装で参加しました。ただ、私自身は裁縫が苦手なので、フリルなどの装飾は衣装制作が得意な友だちにお願いして、水着につけ足してもらいました。それとひなのちゃんは、目の大きさも特徴的なポイントなので、今回は目元のメイクにこだわりつつ、カラコンも着色直径の大きいものを選びました。
手にしたホースが特徴的なキャラクターなので、こちらも忘れずに用意しました。こだわり…というほどではないですけど、ホースを使ったポーズのパターンもいくつか考えてきました。
「僕は友達が少ない」の小鳩ちゃんは小学生の頃から大好きなキャラクターで、通常衣装のコスプレはこれまでにも挑戦したことがあります。今回は真夏のイベントということで、少しでも涼しげなコスプレを…と思い、バニーガール衣装で参加しました。こちらの衣装の場合、光沢のある黒ストッキングが特徴的なので、いろんなお店を探して、ちょうどいい質感のストッキングを見つけ出すのに苦労しました。
すーぱーそに子ちゃんが大好きで、なんとか卯年のうちにバニーコスをしたい！という思いから、こちらの衣装を選びました。こだわったポイントは、衣装とウサ耳、首元のリボンを同じ素材で制作したところです。
こだわりとはちょっと違うかも…ですが、完全にキャラクターになりきるのではなく、私個人としての部分も残したくて。今回はあえて、ウィッグはつけず、衣装のみを着用する形で参加させていただきました。
同日には、付近で「となりでコスプレ博2023夏」(略称：となコス)というイベントも開催され、こちらにも大勢のコスプレイヤーが参加。日中は「コミケ」、夕方からは「となコス」と、二つのイベントをハシゴするレイヤーも多く、それぞれが真夏の大型コスプレイベントを満喫しているさまが印象的だった。次回の「コミックマーケット103」は、12月30日(土)・31日(日)に開催予定。
◆取材・文＝ソムタム田井