<わたしの幸せな結婚>異能バトルの新章突入で緊張感増す展開 鍵を握るのは謎の青年・鶴木?

2023/08/24 12:00 配信

アニメ レビュー 編集部おすすめ

アニメ「わたしの幸せな結婚」第8話が放送(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会

テレビアニメ「わたしの幸せな結婚」(毎週水曜夜11:30-0:00、TOKYO MXほか、Netflix/ディズニープラスなどで配信)の第8話「悪夢と不穏な影と」が8月23日に放送・配信開始された。第8話は新章とも言える回に。怪しげな動きを見せる新キャラ・鶴木新も本格登場となり、不穏な展開に心配の声が挙がっている。(以下、ネタバレを含みます)

「わたしの幸せな結婚」とは


原作は、2019年より「富士見L文庫」(KADOKAWA)にて刊行されている顎木あくみ著、月岡月穂イラストによる同名小説。シリーズ累計700万部(2023年3月現在/コミック・電子を含む)を突破する人気作で、高坂りとによるコミカライズも「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」で1位を獲得するなどの好評を得た。また、今年の3月には豪華俳優陣を迎えた実写映画化が実現。そんな話題作がついにアニメ化を果たす。

舞台となるのは、日本古来の美意識と西洋文明の流行が織りなすロマンの香り高い明治大正を思わせる架空の時代。継母たちから虐げられて育った少女・美世(CV:上田麗奈)が、孤高のエリート軍人・清霞(CV:石川界人)と出会い、ぎこちないながらも、互いを信じ、慈しみ合いながら、生きることのよろこびを知っていくという、政略結婚から始まる和風シンデレラ・ストーリーが紡がれる。

悪夢にうなされる美世(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会


オクツキの封が解かれ、美世の悪夢が……


前回、清霞の正式な婚約者となった美世は、清霞の姉・葉月(CV:日笠陽子)から淑女教育を受けることに。一方で、悪夢にうなされる日々が続き……。第8話では、清霞がその原因を突き止めるべく動き始める。

美世が悪夢にうなされ始めたのと同時期に、上司の大海渡(CV:三宅健太)から衝撃の報告を受ける清霞。それは、何者かによって「オクツキ」が暴かれたという報告だった。オクツキとは、無念のうちに命を落とした異能者たちの墓。彼らは成仏できず、死してなお強い力で暴走することがあるため、人里離れた禁域で封じ込められている。その封印が解かれたというのだ。

清霞は大海渡と、久堂家の傘下に入った辰石家の新たな当主・一志(CV:深町寿成)とともに、帝の第二皇子・堯人(CV:石田彰)に謁見する機会を得る。そこで天啓を受けた堯人に告げられたのは、命を賭した戦いが始まろうとしていること。そして、美世に良からぬ“何か”が起きるということだった。

そんな中、宮内省から清霞のもとに交渉役として鶴木新(CV:木村良平)という青年が遣わされる。その目的とは、逃げ出したオクツキの回収依頼。現時点でオクツキの回収は2割程度に留まっており、宮内省だけでは手が足りず、清霞が率いる対異特殊部隊に依頼が来たというわけだ。

禁域に足を踏み入れた清霞は異形と化した異能者たちの魂に遭遇。「英霊とはいえ、怨霊と成り果て、人を襲う異形と成り果てた以上、容赦はしない!」と清霞は自身の異能でその魂を滅却する。一方その頃、美世も恐ろしい悪夢にうなされていた。オクツキの封が解かれたことと、彼女の悪夢に何らかの関係があるのだろうか……。

清霞の上司・大海渡(CV:三宅健太)(C)2023 顎木あくみ・月岡月穂/KADOKAWA/「わたしの幸せな結婚」製作委員会