<ドラマアカデミー賞>監督賞は「だが、情熱はある」チーム 『全員の熱量が高いまま完走することができました』(狩山俊輔監督)

2023/08/25 19:00 配信

ドラマ

凝りに凝った演出で「だが、情熱はある」が受賞


2023年4~6月放送ドラマを対象に開催した第116回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。監督賞は、高橋海人森本慎太郎ダブル主演の「だが、情熱はある」(日本テレビ系)から狩山俊輔監督、伊藤彰記監督、長沼誠監督が受賞。漫才のクオリティーから小道具まで再現度が高く、深い愛情を持って制作されたことが視聴者に伝わった。

受賞を受けて狩山監督は、「ドラマのタイトル通りスタッフ全員がこの作品に情熱を注いできたことが評価されたのだとうれしく思っています」と喜びを語った。

主演2人の演技は「“憑依(ひょうい)した”と思うぐらい」


同作は、オードリー・若林正恭、南海キャンディーズ・山里亮太という実在の芸人の半生を基にしたストーリー。「主演の高橋海人さんと森本慎太郎さんは、若林正恭さんと山里亮太さんという現役で活躍されている芸人さんを演じるということで戸惑いもあったと思います。それでもクランクイン前から自らご本人にコンタクトを取るなどして役作りし、まさに“憑依した”と思うぐらい最初から完成度高く作り上げてきてくれました」と、2人の"情熱"あふれる演技を絶賛した。

また、衣装や小道具にもこだわりが詰まっており、狩山監督は「美術スタッフはM-1のシーンや回想エピソードにしても、“できる限り本物に近づけたい”という僕の思いをみんなが理解してくれて。当時の写真を基に衣装を探し回ってくれたり、小道具を急きょ用意してくれたりと、全員の熱量が高いまま完走することができました」と、その裏側を明かしていた。

※高橋海人の「高」は、正しくは「はしご高」