俳優の稲葉友が、8月25日に都内の劇場で行われた映画「#ミトヤマネ」の初日舞台あいさつに、玉城ティナ、宮崎大祐監督と共に登壇した。
同作品は、ネット社会ならではの職業「インフルエンサー」を生業にする女性を主人公にした今までにない新しい「ジャパニーズ・ノワール」作品。
絶大な人気を誇るカリスマ・インフルエンサーの「ミトヤマネ」こと山根ミト(玉城)は、妹のミホ(湯川ひな)に支えられながら日々のSNS投稿を行っていた。ある日、所属しているインフルエンサー事務所のマネジャー・田辺キヨシ(稲葉)から、「ディープ・フェイク」アプリとのコラボ案件を持ち掛けられる。アプリは大人気となり世界中にミトの顔が拡散されるが、ミトの顔を悪用する者も次々と現れる。
登壇した稲葉は「いろんな状況があった中で、またこうしてたくさんの方が足を運んでくださって映画館に人が集まれるという状況に、作品の初日を迎えるたびに『特別なことなんだな』と改めて思います」と感無量の様子であいさつ。
また、役について「とてもビジュアルに特徴のある役になっていまして、エッジを効かせようと思えばどこまででもいろんな足し算ができるなという役どころではあったのですが、監督と話していく中で自分の中でどれだけプレーンにやれるかという、“何も突飛でない自認”みたいなものを持って演じた役でした」と打ち明けた。
そんな中、司会者から「ご結婚おめでとうございます」という祝福の言葉をきっかけに会場から大きな拍手が贈られると、稲葉は「ありがとうございます。私事ですみませんという思いもありつつ…。引き続き作品に貢献できるように頑張ってまいりますので、何卒よろしくお願い致します」と感謝しつつも、「バリカタなあいさつになりましたね…(苦笑)」と反省していた。
◆取材・文=原田健