“社畜系Vライバー”清 楼銘、ブラック企業でのパワハラを乗り越え手にいれた“幸せ”「革靴にお酒を入れて飲まされていた」

2023/08/27 20:00 配信

芸能一般 インタビュー

バーチャルが世の中に浸透し“推しごと”への抵抗に変化


――Vライバーとして活動を始めて2年4カ月が経ちますが、バーチャルの時代変化は感じますか?

昔は、バーチャルのタレントを推すことに、どうしてもオタク文化が根底にあったので抵抗があったかと思いますが、最近ではかなり薄れてきている気がします。VTuberやVライバーが絡む活動が世の中に広がってきたので、バーチャルのタレントやアイドルという分野が確立されてきました。

――バーチャルとライブ配信の相性はいかがでしょうか?

バーチャルが好きな人は、見た目や衣装だけではなくて、バーチャルの先にある人間性を好きになってくれることが多いと感じています。なので、ライブ配信でよりVライバーの存在を身近に感じられるところや、人間味をすごく求められるプラットフォームというところがバーチャルととてもマッチしています。

清 楼銘(シン・ロウメイ)※提供画像


ブラック企業から抜け出し“幸せ”を実感「革靴にお酒を入れて飲まされたり…」


――Vライバーに転生する前は、かなりのブラック企業で働いていたとお聞きしました。

本当に過酷でした…。新卒で入った会社は、パワハラ、モラハラも酷く、1週間に1度家に帰宅できるかどうかといった感じで、デスクの一番下には下着とワイシャツの着替えセットが常に入っている状態でした。

――言える範囲で構いませんので、ブラックエピソードをお聞きしてもよろしいでしょうか?

新卒で入社した会社を転職した後も、またブラック企業に入社してしまって…。その会社では、革靴にお酒を入れて飲まされたり、東京駅の改札前で「今日の主役」と描かれたタスキをかけて、帰宅ラッシュの時に立たされたりしていました…。

――その辛い状況から抜け出し、現在はVライバーとして活動しています。Vライバー活動はいかがですか?

実際に配信を始めてからは一日中配信の事を考えるようになったので、そういう意味ではプライベートと配信の境がなくなり、費やしてる時間はブラック企業で働いた時よりも増えました。ですが、リスナーさんの為だったり、自分の活動の幅を広げるために必要なことなので、トータルで考えたらとても幸せですし、「幸せなブラックってあるんだな」と思いました。(笑)

いろんな人に出会えて、いろんな人のお話を聞けて、普通に生きていたら渋谷のデジタル広告に掲載されていなかったと思いますし、イベントのMCをする機会もなかったので…。

――配信をしていて一番“幸せ”と感じる場面は?

私の配信枠はリスナーのみんなと共同生活をしている雰囲気があると思っています。なので、みんなが一日を終えてその日の出来事などを話してくれたり、お互いに褒め合ったりする雰囲気がすごく幸せです!

清 楼銘(シン・ロウメイ)※提供画像