松下洸平が、10月スタートの木曜劇場「いちばんすきな花」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)で主演を務めることが明らかになった。同ドラマは、4人の俳優が主演を務める新しい形の“クアトロ主演”ドラマで、松下は主演4人のうち一人。そして、すでに多部未華子が主演の一人を務めることが発表されている。
完全オリジナルとなる同ドラマは、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が、それぞれの日常の中で“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係の問題に直面。ふとした出来事を機に巡り会った4人と、4人を取り巻く人々との間に生まれる感情を丁寧に描き、“本当に大切なものは何なのか”が紡ぎ出されていく“友情”の物語であり、同時に“恋愛”も含めた“愛”の物語だ。脚本を務めるのは2022年の放送された「silent」を担当した生方美久氏。さらに、同じく「silent」の村瀬健プロデューサーら「silent」の制作スタッフが再び木曜劇場枠に集結する。
松下が演じる同ドラマの主人公の一人・春木椿(はるき・つばき)は、出版社で働く会社員。実家が生花店を営んでいることもあり、「ツバキは花屋にないから椿」という理由で椿と名付けられたのだが、そのせいで下の名前を名字と間違えられることも。また「花は好きだけど、花屋は嫌い」と口にして実家と距離を置くなど、生花店を営む家族に対して少し複雑な感情を持っている。
会社ではパソコンが使えない上司の面倒を嫌な顔をせずにしてあげたり、どんなに忙しくても後輩からの相談にはのってあげるなど“いい人”だと思われている椿だが、実際は“人が良いのも仕事ができるのも、めんどくさいことを避けてきた結果でしかない”という思いが。
そんな椿には長年付き合っている彼女がいて、いよいよ結婚、新居での新しい生活をスタートしようとしていたある日、その彼女を“彼女の男友達”に持っていかれてしまう。“男友達”が友達ではなかったことを知った椿は「男女の間に友情なんて芽生えるはずがない」ということを思い知らされる。傷心の椿だったが、その後に訪れたある出会いをきっかけに、自分が“友達”という存在に求めていたものに気付きはじめる。
松下は「最愛」(2021年、TBS系)、「やんごとなき一族」(2022年、フジテレビ系)、「アトムの童」(2022年、TBS系)、「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(2023年、フジテレビ系)などさまざまな連続ドラマへ出演。しかし、地上波連続ドラマで主演を務めるのは初となる。また、多部、松下の他に主演を務める二人のキャストなどは後日明かされる。