コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、シュールな展開が話題を呼んでいる小山コータローさんの漫画『バラバラ』だ。
小山さんが7月27日に同作をX(旧Twitter)に投稿したところ、6900件を超える「いいね」や多数の反響が寄せられた。作者である小山さんにインタビューをおこない、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。
ある日、主人公である男性がぼんやりと歩いていると、道端に落ちている“あるもの”を見つける。それは財布や携帯ではなく、なんと人間の鼻。あまりに地面に馴染んでいるので、最初は“地球の鼻”だと思う主人公だったが、それは紛れもなく本物の人間の鼻だった。
「交番に届けて一割貰おう」と思った主人公は、いち早く交番へ届けることに。交番に到着して警察官に鼻を渡し、その鼻を入念に調べてもらったところ、間違いなく人間のものであることがわかった。
しかし、その鼻に免許証などの身分証明書がついているはずもなく、肝心の持ち主については何の手がかりもない状態…。
そんななか、警察官にはあることがどうしても気になっていた。実は、主人公が鼻を拾った場所のすぐ近くで殺人事件が起きており、その犯人はまだ捕まっていないのだった・・・。
シュールに次ぐシュールな展開に、読者からは「登場人物がみんなヤバくて面白い」「鼻の1割ってどういうこと?(笑)」といったコメントが続出した。
――『バラバラ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
あんまりハッキリした理由もないのですけど、エアーズロックのこと地球のヘソっていうじゃないですか?「じゃあこっちは地球の鼻だ!」と思ってとりあえず地面に鼻を置いてみました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
大体どの話でもそうなんですけど、基本的には登場人物が真剣であるというところです。それぞれの価値観の中で真面目に生きてる二人なんですよね。その2人の会話を見て欲しいですね。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
警察の「どちらかがめっきり減れば…」のシーンですね。思い切った政策です。
――数々のギャグ漫画を投稿されていますが、クスッと笑わせるようなシュールな展開や世界観というのは、どういった時に思いつくのでしょうか?
「思いつくぞ〜!」と思いながら考えると出てきます!
――『バラバラ』に対して寄せられた反響で、特に印象に残っている・嬉しかったものがあれば、ぜひ教えてください。
印象に残ったのは「怖い」です。怖くないじゃないですか!
――今後の展望や目標をお教えください。
あんまり読みやすいタイプの漫画ではないと思いますし、まだまだ市民権得られてないなぁと思うのでもっと多くの人に理解されるように頑張りたいです!アニメ化もしたいです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも応援ありがとうございます!僕は僕のことを好きな人のことが大好きなので、大好きです!
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