【漫画】本当に存在した実家に棲む“第5の人”…家族に助けを求められた母の機転に「怖い話だと思ったら、ほっこりした!」と話題

2023/09/20 10:00 配信

芸能一般 インタビュー

怪奇現象が頻発していたのに母の名ネーミングでほっこり話に…画像提供/み・ちこさん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、創作漫画をX(旧Twitter)に投稿しているみ・ちこさんの『お盆だし子供の頃のちょっと怖い話しますね』だ。

同作はみ・ちこさんが子どもの頃に体験した不思議な話を描いた作品で、8月12日に投稿されたポストには2万9000の「いいね」が。また「怖いんだけど、なぜかほっこりする」「母の名ネーミングが素晴らしい!」などのコメントも寄せられている。

“恐怖”を“ほっこり”に変えた母の名ネーミング

『お盆だし子供の頃のちょっと怖い話しますね』(3/8)画像提供/み・ちこさん

ある日、真っ青な顔をした姉がみ・ちこさんに「あんたいま、なにしてた?」と迫った。唐突な質問に戸惑いつつ「ここで漫画読んでたけど」と伝えると、姉はゆっくりと呟く。

「そんなはずない…」「あんたいま隣の部屋にいたもん」

頻繁に起きる怪現象が気味悪くなり、み・ちこさんは母に相談することに。すると母は「じゃあうちは4人家族だから 『第5の人』って名前にしよっか!」と怪現象を起こす“謎の存在”に命名する。“怖いもの”から“ちょっと楽しいもの”に変わり、第5の人と共生する不思議な日々がはじまった。

しかし時間が経過するにつれて“第5の人”の不思議な気配を感じる回数は徐々に減っていった。その後、み・ちこさんは実家を出て1人暮らしをはじめることに。

しばらく経った頃のこと。久しぶりに実家へ帰省したみ・ちこさんが1人でくつろいでいると、2階の寝室から“ゴトゴトゴトン”という音が聞こえてくる。その時の家の中には1人しかいないはずで、“泥棒だったらどうしよう”という不安を抱えながら、階段を上ってドアを開けると、そこにいたのは…?

可愛らしいキャラである“第5の人”にほっこりした読者が続出し、「1歩間違えたらホラー案件なのに、受け取り方でこんなほのぼのになるとは!」「もう1度み・ちこさんに認識してもらいたかったのかな」などのコメントが寄せられていた。

第5の人の後日談「現在は気配を感じることはないです。実家に暮らす家族はもしかしたら…?」

『お盆だし子供の頃のちょっと怖い話しますね』(6/8)画像提供/み・ちこさん

――『お盆だし子供の頃のちょっと怖い話しますね』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

「コルクラボマンガ専科」というマンガ教室を受講していた時に「名言」という課題があり、母の「名言」ならぬ「名ネーミング」を思い出し、執筆しました。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

ちょっとした捉え方の違いで、「よくわからない怖いもの」を恐れずに対処できるようになった気持ちの変化を伝えたかったので、4ページごとに前半を恐ろしく、後半をやさしく変化をつけて描きました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

4ページ目で物陰から覗き見る第5の人が壁をギュっとにぎっているところです。読者の方にも第5の人にちょっとだけ親しみを感じていただきたかったのですが、可愛く描けたかなと思っています。

――作中で“最後の記憶のシーン”がありますが、やはり現在は「第5の人」の気配はなくなってしまったのでしょうか?さらなる後日談があれば、ぜひ教えていただきたいです。

現在は気配を感じることはないです。実家に暮らす家族はもしかしたらあるのかも…?

――同投稿には約3万の「いいね」が集まりましたが、特に印象に残っているコメントを教えてください。

こちらを投稿するのは3回目なのですが、毎回、様々な体験談が本当にたくさん寄せられて驚かされます。

――今後の展望や目標をお教えください。

読者の方がほっこりするような、可愛くて親しみを感じられる漫画を描いていきたいです!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

みなさまのリアクションを励みに描いています。見つけてくださり、ありがとうございます!