岡崎紗絵が9月1日に都内で開催された映画「緑のざわめき」の初日舞台あいさつに登場。松井玲奈、倉島颯良、夏都愛未監督と共に撮影の裏話などを語った。
同作は、福岡、佐賀を舞台に3人の異母姉妹が織りなす物語。夏都監督が大江健三郎や中上健次の文学にインスパイアされ、葉脈と血のつながり、ファミリーツリー、「性と聖」のつながりをテーマに描くオリジナル作品だ。「第18回大阪アジアン映画祭」インディ・フォーラム部門に正式出品された。
主人公・響子(松井)の異母妹であり、響子をストーキングする菜穂子を演じる岡崎は「今までにない役を頂いたので、本当に挑戦だなというふうに思いましたし、任せていただけるというのが本当にうれしくてすごく光栄な思いでした」とオファーを受けた時の心境を吐露し、「悩みながら演じさせていただいたんですけど、そのたびに監督にお話をさせていただいて、皆さんにもすごく支えていただきましたし、みんなで作り上げた感じがありました」と、撮影を回顧した。
松井演じる響子をストーキングするという役どころだが、MCから「(松井が相手で)やりやすかったか」と聞かれると「やりやすかったです!(笑) やりやすいですよね?どう考えても」と即答すると、松井は思わず「しがいがある?(笑)」と驚きながら問い掛け、岡崎は「しがいがある」と頷き、ほほ笑み返す。
続けて「松井さんは初めて会った時から透明感にあふれているというか、神秘な存在なんです。ミステリアスな部分もあって、楽しくお話をしているんですけど、その奥深くって何があるんだろう?って探りたくなっちゃう方。作品中でもご本人に私たぶん言ってしまったんですけど、そういう意味では菜穂子の気持ちが分かるというか、憧れの存在という感じでした」と役柄に共感しつつ、松井の魅力を伝えた。
一方、松井も岡崎に対して“菜穂子と似た部分がある”と感じていたようで「『はじめまして』で、割と会ってすぐに『松井さんのことをもっと教えてください!』ってグイグイきて(笑)。『菜穂子がいる!』みたいな…。私を知ろうとしてくれて、すごくうれしくて、コミュニケーションを取っていきやすかったですし、お芝居にも反映できていた気がしてすごく楽しかったです」と、うれしそうに振り返っていた。
映画「緑のざわめき」は、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開中。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)
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