――金川さんは今作が初の外部舞台となります。さらにコメディー作品は初挑戦ということで、コメディエンヌとしての演技も今後、新たな武器になりそうですね。
どうなるかは分からないですが、今回の経験を通してさらに演技が好きになれたらいいなとは思っています。今はまだ、自分にとって演じるということは難しくて。経験もほとんどないに近いですし。だから不安もありますけど、コメディーのお芝居を面白がりつつ楽しめればいいなと思っています。
――お芝居や演技に対しては、もともと挑戦してみたい気持ちはあったのでしょうか?
めっちゃありました。でもグループ加入後すぐに同期みんなで出演した「13人のプリンシパル」(※乃木坂46の舞台公演)のときは、お芝居でどう感情を入れるのか、どうやってせりふを言ったらいいのかも分からないという状態でした。でも期間は長かったし、そのあとドラマ「サムのこと」に出演させてもらったりしたので、その経験も生かしつつ、レベルアップしていけたらいいなと思ってやっています。
――乃木坂46のメンバーでもドラマや映画、舞台などで活躍されている方は多くいらっしゃいますが、特にお芝居が好きな方やお手本にしている方を挙げるなら?
山下美月さんと遠藤さくらちゃんの演技がすごく好きです。美月さんは振り切っているところは振り切りつつも、美月さんらしさも出しているところがすごいなと思いますし、さくちゃんは、演技している時は普段のさくちゃんじゃないさくちゃんがそこにいて、すごいなって。目指したいです。
――今後、演じてみたい役柄や出演してみたい作品はありますか?
心霊系の番組が好きで、昔からよく見ているので心霊ものに出てみたいです。怖がりたいし、キャーキャー言いたい(笑)。あとはやっぱり、ヒロインを演じてみたいですね。大変なこともあるけど最終的には良い方向に向かっていく、というヒロイン、すごくいいですよね。夢です。
――舞台ではお客さんを目の前にしてお芝居をします。ライブでお客さんが目の前にいるという状況には慣れていると思いますが、お客さんの目の前でお芝居をすることに関してはどのような気持ちですか? 力になる? それともプレッシャー?
力になります。握手会などを通して応援してくださるファンの方々が来てくださったときは、目を見た瞬間、思わず笑っちゃいそうになるくらい。だから今回の舞台でも、お客さんと目が合って笑っちゃわないか不安なところではあるんですけど(笑)、ライブでも舞台でも、やっぱりファンの方が見に来てくださることが、私にとってはすごく力になるので、ぜひ来ていただきたいです。ファンの方には「全部来てください」と言っているので期待はしています(笑)。
――一方で、そのほかのキャストのファンの方や大人計画のファンの方々もいらっしゃると思います。そういった方にも、ご自身をアピールしていきたいというような気持ちはありますか?
その気持ち、めっちゃ強いです。そこで見つけてくださったらうれしいですし、演技を中心に見てくださる方々だと思うので、その方々にもハマるような、違和感のない演技ができたらと思っています。
――この舞台を終えたとき、どういう自分になっていたいかというイメージはありますか?
これをきっかけにもっと演技に入り込みたいなと思っていて。ドラマなどを見ていても、「この人、入り込んでいるな」って思うことがあるのですが、自分は全然そこに足りていない。だからこの舞台を経験して、自分の視野を広げて、いろいろな役に入り込めるようになっていきたいなと思います。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)