ヒプステ“どついたれ本舗”が歩んできた進化の軌跡「自信を持つことが大事だと学べた」「最後の最後までみんなと笑えれば」

2023/09/02 19:00 配信

2.5次元 インタビュー 独占

オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”を演じる3人撮影=友野雄

舞台『ヒプノシスマイク』(通称:ヒプステ)の全ディビジョン集合ライブ公演「『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rule the Stage -Battle of Pride 2023-」(以下BoP)が9月3日(日)より開幕する。今作をラストにキャストの卒業が発表され、ファンからは別れを惜しむ声が上がっている。この度、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”より、白膠木 簓を演じる荒牧慶彦、躑躅森 盧笙を演じる里中将道、天谷奴 零を演じる郷本直也に独占インタビューを実施。BoPに向けた意気込み、track.3のオオサカ初登場から今に至るチームの変化、そしてヒプステへの思いを語ってもらった。

1万人の観客に囲まれるアリーナは宇宙のよう


──「Battle of Pride 2023」直前ですが、現在の心境を教えてください。

荒牧慶彦 とにかくお客さんと一緒に楽しみたいですね。《Rep LIVE side D.H》を経て、お客さんの声があるとこんなに楽しいんだということを改めて感じられたし、当日は《Rep LIVE》を経てスケールアップしたであろうヒプステメンバーが揃っているので、よりすごい熱気が生まれるんだろうなと。それが楽しみです。

里中将道 本当にその通りで。最後なので楽しいライブにしたいなというのが一番ですね。僕たちだけじゃなくて、出演するみんなで良いライブができたらいいなと思います。

郷本直也 全ディビジョンが揃うし、お祭り感みたいなものはあるよね、きっと。1万人くらいのお客さんがいる真ん中で歌う感覚ってどんななの?

──郷本さんは、今回が初めての「Battle of Pride」ですもんね。

郷本 そうなんですよ。

里中 いや、すごいですよ。

荒牧 ぴあアリーナ、本当に大きいからね。

里中 お客さんが星に見えます。まるで宇宙にいるような(笑)。

郷本 よく「夢のような時間」とか言うけど、まさになんだね。……なんか、俺がインタビュアーみたいになっちゃった(笑)。僕の今の心境は、初めてなので全てにドキドキしているけど、ワクワクもしているという感じです。

天谷奴 零役の郷本直也撮影=友野雄


MCの漫才ネタを絞り出す楽屋


──「Battle of Pride」はライブ公演となりますが、ライブならではの楽しみはありますか?

郷本 オオサカっぽいのはあれだよね。この間の《Rep LIVE》もそうだったけど、よりアドリブが出せること。

里中 そうですね。

荒牧 前回のBoPでも漫才みたいなこともやったし。

里中 そうそう。しかもめっちゃ煽るし。そういうところで一体感みたいなものを作っていきたいなと思います。

荒牧 《Rep LIVE》はオオサカだけの単独ライブだったけど、BoPは他のディビジョンもいるので、他のディビジョンもイジっていきたいですね。怒られない程度に(笑)。

──そういったアドリブは事前に考えておくんですか?

荒牧 おおまかな流れは考えます。でもその場で生まれることも多いですね。

里中 だからいつも本当にドキドキしています。笑ってもらわないといけないので、必死です(笑)。

郷本 芝居とはまた違うドキドキ感よね(笑)。

里中 前回のBoPのときも、漫才が終わった時点で二人で「ああ、終わった」って安心しましたもんね。歌って踊らなあかんのに、漫才がメインみたいになっていました(笑)。

荒牧 ありがたいことに他のディビジョンメンバーも僕らの漫才が好きみたいで、視聴率も高かったから余計にね。

里中 「ありがとうございました」ってはけていくとき、優越感みたいなものも感じて(笑)。「これが芸人か」って。

郷本 本番前の楽屋での2人もめちゃくちゃ面白いですからね。何かを生もうとしてアイデアを振り絞っていて。「これいいね!」「そうだね」「これでいこう」とノリノリで行けるときもあれば……。

荒牧 「何も生まれない! 何かやるから、なんか返して」ってことも。ギリギリまでネタが降りてこないときもめちゃくちゃあります。

──芸人さんにインタビューをしているような気持ちになってきました(笑)。

郷本 2人は、感覚的にはほぼもう芸人さんです。