お笑い芸人として難しいのが、番組を紹介するうえでも“笑い”を欠かしたくないという意識だ。これは職業病ともいえるものだが、特に岡田のように身体を張ったリアクション芸を武器にするタイプは芸と番組企画を成立させる塩梅が難しい。
しかし岡田は温度差10度にもなる温冷浴において、「冷たい」というショックを“放送中にも関わらず、冷泉に足を踏み出した姿勢で1mmも動かない”というギャグで笑いに変えた。そしてそのうえで、「すぐに慣れた」「お湯を長く楽しめる」と施設側に対するフォローもしっかり押さえている。
普段のスベリ芸に隠れがちだが、印象よりもずっと気遣いの人である岡田ならではのシーンと言えるだろう。“スベリ”を芸に変えた岡田ならではの朗らかさで、今後もさまざまな人・モノとのふれあいに期待したい。
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