――それぞれのキャラクターの裏設定や演じる上で意識したことがあれば教えてください。
大倉:僕が演じるリョウは“わんぱく小僧”としか言っていないのですが、仲が良いのは太智くん演じるセイヤと、舜ちゃん演じるスバルなんです。
意外と(コウキと、ハヤトには)従順といいますか、せりふの中でもコウキと、ハヤトには敬語だけれど、セイヤとスバルには「ね?」と声を掛けていたりして。
あとは“わんぱく”というよりも、元気に見えるように振る舞っている人物として演じました。イメージとして「わんぱく小僧にならなきゃ!」と思っているような感覚があって、スイッチをオンにすることで明るい性格になるという設定で演じました。
武藤:僕は参考にしたホラー映画の登場人物の中にハヤトに近いキャラクターがいて。その役どころとしては、配信会社に勤めていて、普段は見られないようなものを撮ることで、視聴率を上げて、次第に数字に惑わされていくんです。
今回演じたハヤトも、不可思議な状況に立たされたときに「どうしても映したい!」という思いが彼を動かしていて。ハヤトはこの動画を機にアンリミッターズを有名にしたいという思いが強いキャラクターです。
吉澤:コウキはアンリミッターズのリーダーで、誰よりも仲間思いなところがありますが、視聴回数は欲しくて。
監督と話していたときに「多分アンリミッターズを始めたのはコウキとハヤトなんだろうな」と言われたのですが、今回のような状況でハヤトは数に惑わされ、コウキは仲間と数字を天秤にかけて、仲間を選び…動画を始めたきっかけである二人の仲間割れというのも物語の中で一つ大きなポイントかなと思っています。
曽野:スバルは“ガリ勉キャラ”といいますか、勉強が得意なんです。わりと落ち着いていて、中間管理職のようにみんなを見ていますし、カメラでもみんなを映すようにしています。メンバーがけんかをしたら止めに入ったりとお兄ちゃん的存在です。
今回、長ぜりふのシーンがあるのですが最初に台本を読んだときに一か所すごく長いところがあって…よく見てみたら意味の知らないカタカナがたくさん並んでいたので、絵描き歌のようにして覚えました(笑)。
塩崎:セイヤは動画配信者として登録者数を伸ばしたいという気持ちもあると思うのですが、危ないところに行くことが苦手な人物なので、勝手に一人で行動したりとビビりなところがあります。
曽野:かわいかったよね、弟感があって!
塩崎:そうかな、実年齢でいうと一番年上なんですけどね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)