女優の芳根京子が9月9日に都内で「芳根京子 デビュー10周年記念写真集『京』presents KYOKO YOSHINE 10th Anniversary Event Produced by wanibooks」を開催。イベントには、写真集購入者の中から抽選で選ばれた約300人のファンが参加した。
イベントは、芳根の出演作を振り返りながらヒストリーをひもといていく「KYOKO YOSHINEヒストリー」からスタート。全国区の女優になるきっかけとなった連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016年10月~2017年4月、NHK総合ほか)について、芳根は「大阪制作だったので、本当に前日に大阪に行って、『最終オーディションです』って言われて部屋に入ったら、『あなたがヒロインです』って言われて。理解が追い付かなくて…」と合格を知らされた瞬間を振り返り、「『来週から大阪生活です』っていう感じだったから、本当にバタバタと大阪に引っ越して…」と苦笑い。
また、演じてきた役柄が幅広いことに触れ、「どの作品で私のことを知ってくださったかによって言われることが違うから、私も楽しくて!『チャンネルはそのまま!』(2019年、北海道テレビ)で知ったって方は私のことバカだと思っているし、『オールドルーキー』(2022年、TBS系)で知ったっていう方には『すごく仕事できるんですね』って言われたりとか。結構極端なんですよ(笑)」と赤裸々に語り、会場を沸かせた。
ほか、写真集にまつわるクイズコーナーを実施。芳根が2択の問題を読み上げ、ファンたちが解答し、最後まで残ると芳根の直筆サインがもらえる。「写真集を出すに当たって身近な方にアンケートをお願いしました。回答者全員が共通して『こんな芳根京子が見たい』と答えたシーンは、キャンプをするシーン、お酒を飲むシーンのどちらでしょうか?」や「2人の京子が出会う場所は朝日が昇る浜辺でしたが、この時の気温は2℃、-2℃どちらでしょう?」などが出題された。
そんな中、ファンから寄せられた質問に答える質問コーナーも。「10年前の自分に言いたいこと、10年後の自分に言いたいことを教えてください」という質問では、芳根は「10年前の自分には、『たくさん悩んで壁にぶち当たると思うけど、自分を信じて進んでごらん。そうしたら、こんな素敵な景色が見えるよ』っていうのを伝えたいですね」と明かし、「10年後は、元気に過ごせれば(笑)。健康が第一だと思うので」とあっさりとした答えで爆笑をさらった。
最後に、芳根は「10年という時間を、お芝居を続けられたのは本当に皆さんのおかげです。皆さんの応援が本当に心の支えになっております。これからもどんどんいろんなことに挑戦して、皆さんに楽しく応援してもらえるように精一杯頑張っていきたいと思っておりますので、どうかこれからも一緒に走ってくれたらうれしいです。これからも末永くよろしくお願いします」とあいさつしてイベントを結んだ。
◆取材・文=原田健