竹野内豊が新ドラマ「この声をきみに」でさえない男を演じる

2017/07/21 18:02 配信

ドラマ

竹野内豊は台本を読んだ時「これからの人生を変えることは誰しもができる!」と感じたと明かす(C)NHK

9月8日(金)よりドラマ10「この声をきみに」(毎週金曜夜10:00-10:50)がNHK総合でスタートすることが分かった。

同作は、2015年連続テレビ小説「あさが来た」の脚本を務めた大森美香のオリジナル作品。主人公のさえない数学講師を竹野内豊が演じる。

大学で数学講師をしている穂波孝(竹野内)は、話すことが下手で学生からも人気がない。孝の妻・奈緒(ミムラ)も愛想を尽かし、子供を連れて出ていってしまう。

そんなある日、学部長から「話し方教室」に行くよう命じられた孝は、講師の江崎京子(麻生久美子)に出会う。偏屈な孝は、京子と険悪な雰囲気になり教室を出るが、数日後2人は町外れの朗読教室で再会する。

脚本の大森は「朗読」をテーマに物語を書いてみたかったと明かし、「SNSなどの普及によって声なしに意思のやりとりをすることが当たり前になった今だからこそ、誰かの声を聞くことでふいに心が温まったり、胸が高鳴ったり涙が出たり、そんな感覚を新鮮に味わえるような気がしています」とコメント。

また「複雑多岐なテーマに竹野内豊さんをはじめ、美しい声の方ばかり集まってくださいました。秋の夜長、美声を聞きながらドキドキしたり、フッとしたり、そんな一時を味わっていただけたら幸いです」と見どころを紹介。

主演の竹野内は「朗読をきっかけに、これからの人生を変える新しい一歩を踏み出す主人公・孝のように、この作品も変わりたいと願う全ての人々の背中をそっと押せるような存在になれたらいいなと思います。自分も、この作品を乗り越えることで新しい一歩を踏み出していけたらと思います」と意気込みを語った。

共演は堀内敬子松岡充大原櫻子永瀬匡趣里戸塚祥太ほか。