TVアニメ「SYNDUALITY Noir」(毎週月曜深夜0:00-0:30ほか、テレビ東京系ほか/ディズニープラスで独占配信)の第10話「Drifters' pride」が9月11日に放送・配信された。カナタ(CV:大塚剛央)の覚悟と決意が固まったストーリーに多くの視聴者が反応した。(以下、ネタバレがあります)
同作は、バンダイナムコエンターテインメント、バンダイナムコフィルムワークス、BANDAI SPIRITSによる新規大型SFプロジェクト「SYNDUALITY」のアニメで、近未来を舞台にしたSFもの。浴びれば死に至る猛毒「ブルーシスト」の雨が降り注いだ大災禍「新月の涙」によって一度は地下へと逃れた人類だったが、100年以上の時を経て、再び地上での生活を取り戻しつつある。人類の敵「エンダーズ」の脅威がいまだ残る地上で、人々は「ネスト」と呼ばれる集落を形成し、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド「メイガス」と共に日々を送っていた。
西暦2242年。荒廃した地上でエネルギー資源を採掘する冒険者「ドリフター」になることを夢見る青年・カナタはある日、すご腕のドリフター・トキオ(CV:小林裕介)と共に廃虚となったミュージアムを捜索中、記憶を失ったメイガス・ノワールを発見する。ノワールは日常生活に必要なスキルが欠如しているポンコツメイガスだったが、エンダーズとの戦闘では抜群の能力を発揮。カナタはノワールをパートナーとして迎え、ドリフターとしての道を歩み始める、というストーリー。
第10話では、実験エリア「ボーンヤード」が何者かに襲われる。いち早く異変に気付いたダニエル(CV:辻親八)は、20年前の悲劇をもたらした「シルバーストーム」の再来だと絶望する。マム(CV:小宮和枝)からの号令で一堂に会したカナタらドリフターたちは、さまざまなキャンプが次々に襲われ、その全てにおいて生存者はゼロで全てのAO結晶が持ち去られていること、配備されていたコフィンが消え失せていることを知らされる。さらに、カナタたちが暮らすネスト「ロックタウン」も襲われる可能性があることが判明。
ドリフターたちは状況を把握するため、手分けして調査することに。カナタは縁のあった「ボーンヤード」の調査を志願するも、カナタの身を案じるトキオは了承しない。いつまでも自分を子ども扱いするトキオに意見するカナタとカナタのことが心配なトキオは互いに折れようとせず意見は平行線をたどるが、マムの鶴の一声で、2人で「ボーンヤード」を調べることに。
「ボーンヤード」に到着した2人は、崩壊した街並みにあぜん。何が起こるか分からないため注意深く調査を進めるトキオは、カナタに自分から離れないよう指示するが、一人前だと認めてもらっていないことにいら立ちを覚えたカナタはトキオから離れてしまう。
トキオが反省しながら調査を進めていると、寄生型エンダーズに襲われる。何とか対応し、コフィン消失の真相が寄生型エンダーズの仕業であることに気付くと同時に、一人で調査しているカナタに危機が迫っているような胸騒ぎを覚える。
一方、カナタは複数の寄生型エンダーズに囲まれ、かつてない危機に直面。対応しきれずエンダーズの攻撃を被弾しそうになる刹那、飛び込んできたトキオが身代わりとなってカナタを助ける。トキオの命の危機にカナタがうろたえていると、クラウディア(CV:柚木涼香)が駆け付けエンダーズを撃破。一命を取り留めたトキオをクラウディアが搬送し、カナタはもっと強くなることを心に誓う。
主人公・カナタの覚悟と決意が描かれたストーリーに、視聴者は大いに反応。「次週盛り上がりそう」「カナタがトキオに並び立つ成長物語ですね」「息を呑んじゃった…!」「カナタとトキオどうなる?」「ギャップがすごくて…引き込まれてしまった」といったコメントがSNS上にあふれた。
◆文=原田健
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