【漫画】いつだって機嫌がいい息子…明るくなるために努力する自然な姿に「この幼さでアンガーマネジメント完璧」の声

2023/09/22 10:00 配信

芸能一般 インタビュー

明るくなるために努力する自然な姿が「この幼さでアンガーマネジメント完璧」画像提供/パパ頭さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、書籍「パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話」の作者・パパ頭さんの実話漫画「日々のつぶやき。明るい子?」。

作者であるパパ頭さんが8月26日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3.5万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではパパ頭さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

幼い息子はいつだって機嫌がいい…その秘訣とは

明るい子?①画像提供/パパ頭さん

作者・パパ頭さんの次男・とと君はいつでも機嫌がいいという。嫌なことがあっても切り替えが早く、パパ頭さんは「明るい子だな~」と感心していた。ある日、不貞腐れたとと君がお菓子のグミを食べていた。理由を聞くと、長男・にに君とのカードゲームで負けたからだという。その後に放たれたとと君の言葉から、とと君は自分の機嫌を自分でとっていたことに気付く。パパ頭さんはハッとすると同時に、非常に感心したのだった。

この出来事をパパ頭さんが漫画にしてX(旧Twitter)に投稿したところ、「毎日笑顔も元気ももらえそう」「天才…そのメンタル見習わなくては…」「これが出来ない大人の多いこと多いこと…ととちゃん本当に偉い」「もはや人生の先輩」など多くのコメントが寄せられている。

「背後にある内面的な部分に目を向けることで、その人に対する見方が深まる」作者・パパ頭さんの作品へのこだわり

作者・パパ頭さんの作品へのこだわり画像提供/パパ頭さん

――「日々のつぶやき。明るい子?」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

子供の内面的特性や状態については日頃からよく観察するように心がけているのですが、今回漫画にしたエピソードには、これまでととに抱いていたイメージが刷新されるようなところがありました。そのため、この気付きを忘れないようにと思って描きました。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

人の表情や態度など表面的な部分だけでなく、その背後にある内面的な部分に目を向けることで、その人に対する見方が深まる、といった部分に共感してもらえるように工夫して描きました。「明るい」という表面の部分だけでなく、「そのための努力」といった背後の部分が、ちゃんと違和感なく読者に伝わるように考えました。

――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

全然本筋とは関係ない部分なのですが、グミを嚙みながらローソファーでくつろいでいるととの絵が、比較的うまく描けたと思って気に入っています。人は座り方にも個性がでると思うのですが、ととはドカッとふてぶてしく座ってることが多く、それがとても可愛らしいのです。デフォルメキャラで描いてるため表現力にも限界があるのですが、わりとうまく描けたと思っています。

――「日々のつぶやき。おやすみ。」や「日々のつぶやき。妻を残して私の実家に帰省した時のこと」など家族との実話漫画を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。

子供が我が家に来てくれてからというもの、たくさんの素敵な経験をさせてもらっています。ただ一方で子供との日々は密度が濃く、次から次へと襲いかかる様々なイベントに対処しているうちに、せっかくの素敵な思い出もだんだん忘れていってしまう。それがもったいないなぁという気持ちがあり、いわば日記のように、私自身が感じたことを書き残しておくために漫画を描いています。

――今後の展望や目標をお教えください。

これといった明確な展望や目標があるわけではありませんが、今後もちまちまと漫画を描くことを楽しんでいけたらと思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

いつも漫画を読んでくださってありがとうございます!描き手としての喜びはもちろん、作品を通じて声をいただくことで、育児に自信をもつことができたり、時には反省する機会をいただけたり、視野が広がったり、技術を教えてもらったり、孤独じゃないことを知ったり…あげればキリがないくらい助けられてきました。個人的な気持ちを押しつけてはいけませんが、一緒に育ててもらってるなと思います。本当にありがとうございます!