THE LAST ROCKSTARSのメンバーであり、世界で活躍するギタリストのMIYAVIが、9月14日に都内で開催された「“Lenovo All Players Challenge”オープン前日メディア向け発表会＆体験会」にゲストとして登場。42歳のバースデー当日ということで、サプライズで自身の顔がかたどられたバースデーケーキで祝福されると、「ありがとうございます。28歳になりました！」とボケつつ、「一歩一歩階段を上っていけたらと思っています」と抱負を語った。
今回の発表会は、レノボ・ジャパン合同会社が「フォーミュラ1日本グランプリ2023」のタイトルスポンサーとして、9月15日(金)～18日(月)まで4日間限定で、東京・ZeroBase渋谷にて「テクノロジーの力で、F1をあらゆる人へ」をコンセプトとした「Lenovo All Players Challenge」を開催するのに先駆けて行われたもの。レノボがF1のタイトルスポンサーとなった背景、レノボのF1への思い、イベント期間中に渋谷「スクランブル交差点」13面をフルジャックして放映する屋外広告(OOH)の概要などが発表された。
「Lenovo All Players Challenge」に関するトークセッションに臨んだMIYAVIは、会場の雰囲気について「渋谷のど真ん中にこんな“サイバー秘密基地”を建てていいんですか？(笑) 一歩足を踏み入れた瞬間から全く違う世界が広がっていて、僕も会場に入った瞬間にワクワクしました」とニッコリ。
F1にも興味があるというMIYAVIだが、まだ観戦に訪れたことはないそうで「誰も呼んでくれない(笑)。行くんだったらやっぱりギターを持って行きたいし、どこかで車とコラボレーションしたいなと。僕の音楽と車のスピード感は親和性が高いと思うので、ある種の限界を超えるというマインドも近いところがあると思うので、ぜひ呼んでほしいですね」と、関係者にラブコールを送った。
さらに「『F1』にちなんで自分こそが1位だ、または1番だと思うこと」という質問には、「ベタでいいですか？」と前置きしつつ、フリップで「世界一格好いいギターを弾く!!」と書いたMIYAVI。
その理由について「うまいヘタじゃなくて、格好いいかどうか、見ていて心躍るかどうか。これは本当にF1にも通じると思うんです。もちろん1位、2位、3位って順位が決まるシビアな競技ではありますけど、レースに向かう姿勢とか、そこに向かう生き方みたいなものも出るだろうし。僕自身もギターを弾くときにうまく弾くというのももちろんあると思うんですけど、目の前のオーディエンスの心が躍るかどうかを考えていて、そういう意味でも世界一のギターを鳴らしている自信があるので」と力強く説明した。
トークセッションの最後には、この日が42歳の誕生日であるMIYAVIを祝うべく、サプライズでバースデーケーキが登場。これにはMIYAVIも「おお～！ありがとうございます。すごい！」と感激し、「28歳になりました！」とボケると、すぐさまMCから「違います！」とツッコまれ、「知ってましたか」と笑顔に。
あらためて、抱負を聞かれ「ないです！本当に年を重ねれば重ねるほどうれしくなくなってくるんで」と言いつつ、「でも、“老い”ではなく僕は“進化”だと思っているし、若さではなく経験を得ることで人生がより豊かになっていく。人生の新しい楽しみ方を開拓していくという意味で貴重な日。誕生日は何を得ることができたか、どれだけ成長できたかを振り返り、それを新しい1年につなげていこうという日だなと。1年で得たことを生かして、いきなり百歩とかは無理なので、一歩一歩年金みたいに積み立てて(笑)、一歩一歩階段を上っていけたらと思っています」と、一歩一歩着実に進化していくことを誓った。
その後、MIYAVIは元レーシングドライバーで車いすレーサーの長屋宏和氏とプロ用F1シミュレーターでバーチャルサーキットを全力疾走し、タイムを競い合う「タイムアタックチャレンジ」も行った。
◆取材・文・撮影＝ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)