「友だちって誰だよ?」と瀬ヶ崎が聞く。葉は「えっと…」と言って目をそらして「よく通話してる、あの…」と言いよどむと、瀬ヶ崎はため息をついてから「やっぱり、あの女か」と不機嫌になる。
瀬ヶ崎は葉に“顎クイ”して顔を上げさせ、目を見つめて「ダメ。俺が家にいるんだから家にいろ」と言い放つ。理由にもならない理不尽な理由だが、瀬ヶ崎の俺様な面が全開で発動して、見ているほうはなぜか納得させられてしまう。
「でも、約束したし」と葉が反論しようとすると、言い終わらないうちに「あの女には行けなくなったって言え」と瀬ヶ崎。
さらに、瀬ヶ崎は「お前さぁ、なんで自分がこの家にいるか、わかってんの?」と続け、葉は「この人のヤバさを一瞬でも忘れていた俺がバカだった…」と心の中でつぶやくのだった。
瀬ヶ崎は理不尽でヤバいけれど、それは葉が好きだからこその執着だということが伝わってきて、萌え転がってしまった。
◆構成・文=牧島史佳
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