後藤久美子&武井咲、“松本清張作品”でW主演「武井咲、後藤久美子の共演作、第1ラウンドです」<松本清張ドラマスペシャル『顔』>

2023/09/15 13:02 配信

ドラマ

武井咲と後藤久美子※ザテレビジョン撮影

後藤久美子武井咲が、2024年新春に放送予定の「松本清張ドラマスペシャル『顔』」にて、W主演を務めることが発表。9月13日に都内で会見が開かれ、後藤と武井が登壇した。同ドラマは、松本が1956年に発表した短編小説「顔」を現代版として描く。武井が演じるのは、音楽界を席巻する覆面アーティスト・井野聖良(いのせいら)。美しい顔と歌声を持ちながら、「殺人犯」であるため、「顔を出さないこと」を条件にアーティスト活動をする、という役どころ。一方、後藤は、人権派の弁護士・石岡弓子を演じる。殺人を犯した現場から立ち去る聖良を唯一目撃していた人物で、ある出来事をきっかけに聖良と再会することになる。

後藤久美子「根本的な骨組みを活かして膨らませた物語」


冒頭、後藤が「内容はかなりアレンジされており、『顔』という小説の柱となる部分、根本的な骨組みを活かして膨らませた物語です。松本清張ファンはたくさんいらっしゃると思います。そういう方々の期待を裏切らない物語に、脚本の浅野妙子さんが書き上げてくださいました。それぞれの役柄を通して、人として生きていく上での喜び、そして苦しみ、そんなことを視聴者の皆さまと共有できたらいいなと思っております」とあいさつ。

続いて、武井は「今回、後藤久美子さんとご一緒させていただくことになり、それだけでも喜びと緊張といろいろな気持ちがある中で、それが松本清張作品ということで、ますますうれしく思っています。『黒革の手帖』はたくさんの方々に声をかけていただくきっかけとなった作品ですが、今回はまた違った松本清張作品の違った役で、アップデートされた『顔』という物語がたくさんの方々に伝わったらいいなと思っています」と語った。

後藤久美子※ザテレビジョン撮影

武井咲「久しぶりに現場に立つと感覚が戻ってきて心地よくて…」


また、30年ぶりのドラマ出演となる後藤は、「そんなにも長い時間という感覚もなく、あっという間に過ぎ去った日々でした。どんなものが作れるのかというワクワクする気持ちと、できるのかなという気持ちといろいろな気持ちが渦巻きながらも、まだ時間があるから大丈夫かなと思っていたら、気づいたらもうクランクインでした。…頑張ります(笑)」とドラマ出演への気持ちを語った。

一方、3年ぶりのドラマ出演となる武井も「自分の感覚としては3年も経った気がしないほど、あっという間に過ぎていたのですが、やはり久しぶりに現場に立つと感覚が戻ってきて心地よくて、スタッフさんや近くにいる人にどんどん話しかけちゃったりして、現場って楽しいなと思いながら過ごしています」と撮影の感想を明かした。

さらに、武井との共演について後藤は「今回こうして一緒にドラマを作ることができて、とてもうれしく思っています。以前よりも落ち着いた、それでいて輝きが増した咲ちゃんとご一緒するのが楽しみです」と話し、武井も「本当にうれしいです。10年ほど前にCMの撮影で海外に行った際にお会いしたのですが、その時以来だったので、今でも心臓の音が聞こえるくらい緊張しています(笑)。それと同時に、不思議と心強い、家族のような温かい気持ちも感じています」とコメント。


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