2人で同部屋となるルームメイトは、くじ引きで決定。さっそく交流を深めながら1日目が終了した。そして、いよいよ本格的なレベルテストが始まる2日目。ダンスのレベルテストからスタートだ。評価基準は2つ。振付の動きをどれだけ早く正確にできるか、そして、その動きにどれだけ上手く感情を込められるか、だ。
1人目は東京予選で選ばれたミラク(星沢弥樂)。1~2歳の頃からマイケル・ジャクソンのDVDを観ながら踊っていたという、ダンスが得意な参加者だ。3次審査ではStray Kidsの「ソリクン -Japanese ver.-」を踊り、速いスピードながらも正確な動きで、J.Y. Parkを感心させた。予選通過から合宿までの約2ヶ月間、ダンスの練習に励んできた彼は、まず韓国語で挨拶をして、J.Y. Parkを驚かせた。
19人の参加者が見守る中、Stray Kidsの「My Pace -Japanese ver.-」でダンスを披露。頷きながら笑顔で見守っていたJ.Y. Parkは、地域予選の時から14歳とは思えない彼の余裕に注目していた、と言い、彼のリズムの正確さを「本当に難しい事」と称賛した。動きに感情を上手く乗せている事にも「素晴らしいです」と感心。だが、「1つ残念なところは」と続け、ダンスのラインが上手く活かせていない点を指摘した。「ダンスのラインを活かす為には、ひじ、ひざ、手足の指先(にまで注意を払う事)が大事」とのアドバイスを、ミラクだけでなく参加者全員、集中して聞いていた。「手足の先までラインを繋げて、最大限長く見せるように練習してください」と伝えたJ.Y. Parkは、彼にキューブを与えた。
2人目はショーン(柗原翔音)。神戸予選では、YOASOBIの「群青」を自作の振付で披露し、「音楽を真心から感じている」と評価されたが、ダンス中にJ.Y. Parkと一度も目を合わせなかった事を指摘されていた。合宿までの間、家でJ.Y. Parkの似顔絵を前に置き、目を合わせて踊る練習をしてきたショーン。今回は、緑黄色社会の「Mela!」を自身で考案したオリジナルの振付で披露した。
歌詞の内容を考えながら作ったというダンスは、はじけるような元気が溢れていて、参加者もJ.Y. Parkも思わず笑顔がこぼれる。パフォーマンスが終わるや否や、満面の笑みで「来てください!」と言うJ.Y. Park。胸がいっぱいで泣きそうな顔のままキューブを受け取るショーンに「僕が指摘した事を、完璧に理解して直してきましたね」と彼の努力を称賛した。そして、参加者たちに向かって「“芸術”というのは何か。自分の魂から起こった感情を自由に、自分のままで表現する事です。それが一番大事」と話しかけ、ショーンに「振付はまぁまぁだったけど、ショーンくんの心の奥に起こっている感情が、完全に感じられた」と、気持ちを伝えた。席に戻った彼は、喜びがこみあげ、「今まで生きてきて一番嬉しかった」と、後に語っていた。
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