“アンパンマン世代”のキャイ~ン「草の根運動を続けてきて良かった」

2017/07/25 07:00 配信

映画 インタビュー

映画「それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!」の声優に挑戦したキャイ~ン・ウド鈴木、天野ひろゆき(左から)ヘアメイク:岩井マミ(M) /スタイリスト:繁田美千穂(株式会社アンラックス)


――多部さんが演じたブルブルの印象は?

天野:とにかく多部さんの声がかわいくて。僕がお父さんだったら、旅に行かせたくない。とても魅力的なキャラクターだなと思いました。

ウド:こちらがブルブル震えちゃうような清廉潔白さと言いますか、多部さんにぴったりの役。僕には絶対できませんね。

天野:やりたかったのかよ(笑)。

――今、子供たちは夏休みを満喫していると思いますが、お二人の夏休みの思い出は?

天野:僕は愛知県の岡崎市出身なので、やっぱり花火大会ですかね。彼女ができたら一緒に行くというのが一つのステータスでした。もちろん、友達同士でも行きましたよ。その花火のベストポジションに家があるやつがいて、花火大会の前後だけそいつと仲良くしていました(笑)。

ウド:その人も、何となく分かってたんだろうね。

天野:「また、花火か?」って(笑)。急にアイスをおごったりして、そういう草の根運動をやっていました。

――その頃から根回しが得意だったんですね(笑)。

天野:確かにそうですね(笑)。

ウド:僕はカブトムシをよく捕りました。友達の家の裏山に腐葉土があって、ある時たくさんカブトムシが出てきたから「うわ~っ!」て驚きながらも一網打尽で100匹ぐらい捕っちゃったんです。そうしたら、翌年から一匹も出なくなっちゃって(笑)。

やっぱり、捕り過ぎちゃったかなと。その時に、生態系を壊すような捕り方は良くないということ、物事には加減が必要だということを学びましたね。

――非常にベタな質問で恐縮ですが「アンパンマン」にちなんで、好きなパンを…。

天野:キャラクターじゃなくて、食べる方のパンということですね?(笑) いっぱいありますけど、コーンマヨネーズみたいな惣菜パンが好きです。

ウド:あれは、ウマいよね。

天野:パンとコーンとマヨネーズを合わせるだけで、こんなにウマいのかと。

ウド:あれは、小倉マーガリンは?

天野:あ、小倉マーガリンは名古屋ね。名古屋は、あんことマーガリンを合わせたんですよ。僕は甘いものがそんなに得意じゃないんですけど、名古屋発祥の味ですね。ジャムマーガリンもそう。家でパンを食べる時、家族はバターにジャムを合わせていました。

塩気に甘い味という組み合わせが好きだったみたい。僕は、バターのみでしたけど(笑)。惣菜パンでいうと、焼きそばパンも好き。“炭水化物・オン・炭水化物”は最高ですよね。

ウド:僕は牛乳パンが好きですね。今でも見つけるとウキウキしちゃう。形は長方形で、中にクリームが挟んであって、あのクリームに牛乳の成分は入ってるんですかねぇ。

天野:使っているんじゃない?

ウド:あとは、粒あんのあんぱん。牛乳と一緒に食べると最高ですね。

天野:それ、張り込み中の刑事だよ(笑)。

ウド:僕らが子供の頃にはなかったんですけど、給食に出てくる揚げパンも好き。

天野:きなこがまぶしてあるコッペパンみたいなやつね。

ウド:もっと早く出合いたかったですよね(笑)。

――では、最後に映画の見どころをお願いします。

天野:アンパンマンはもちろんなんですけど、カレーパンマンが格好いい。ブルブルにいろいろなことを教える時の距離感がベタベタしていなくていいんです。子供たちには一歩踏み出す勇気の大切さを感じてほしいですね。

ウド:成長したいと思う気持ちが子供たちに芽生えてくれたらいいですね。僕は全く成長していないので、次世代に期待しています。

天野:おまえは誰だよ!(笑)

取材・文=月山武桜