【漫画】「もう話しかけないでくれ…」引き離された2人の運命、6年越しの告白に「ドキドキが止まらない」「涙腺崩壊した」の声

2023/10/07 18:30 配信

芸能一般 インタビュー

「姫には秘めた過去がある」より画像提供:小田桐圭介さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、小田桐圭介さんの「香夜たちの話」をピックアップ。

現在、Amazon Kindleで全話無料公開されている「香夜たちの話」。そのなかで、”姫には秘めた過去がある”として収録されている本作は、青春の甘酸っぱい恋愛模様を、個性的なキャラクターとともに描き共感を呼んでいる。2022年7月1日と今年9月3日に投稿され、合わせて6.2万以上のいいねを集めて話題になった。このポストには「尊すぎて涙腺崩壊した」「こんな甘酸っぱい青春したかった」「ドキドキが止まらない」といったコメントが殺到。この記事では、小田桐圭介さんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。

男嫌いで有名な姫、実は…

「姫には秘めた過去がある」より画像提供:小田桐圭介さん


誰もが羨む美人の「姫」こと香坂姫香は、男嫌いなことで有名。しかし実際には、6年間も同級生の「せいちゃん」に恋心を抱き続ける純白な乙女だった。

せいちゃんとの出会いは小学校6年のとき。今からは想像もつかないが、当時姫は引っ込み思案でいつも一人でいた。そんな時ふと目に止まったせいちゃんの姿に一目惚れ。中学生になってからは、席が隣になったことをきっかけに仲良くなる。連絡を取り合ったり、一緒に出かけたり、徐々に距離を縮めいていく2人。そんなある日、姫のモデル活動が話題となりクラスの人気者になったことで、せいちゃんとの間に溝ができてしまう。

姫は、高校2年になった今でもせいちゃんのことを忘れられずにいた。それを知ったクラスメイトたちが立ち上がり…。6年越しの告白大作戦を決行する。

中学生のまだたどたどしい恋心の動きに注目!

「姫には秘めた過去がある」より画像提供:小田桐圭介さん


ーー『どうしても好きな男の子を忘れられない女の子』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

このお話は現在描いている『香夜たちの話』という続き物の漫画からの抜粋です。続き物は途中からではなかなか読んでもらえないため、新しい読者の呼び水となるようにと、この『どうしても好きな男の子を忘れられない女の子』を制作しました。

ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

こだわった点はなるべくテンポよく進むようにした所でしょうか。心理描写をもっとゆっくりと丁寧にしても良かったのですが、それよりも話の進行を優先しました。注目して欲しい点はやはり中学生のまだたどたどしい恋心の動きです。

ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

沢山ありますが、一つ挙げるなら姫が伊志原と席が隣になったシーンです。理由は、ずっと前から好きだった人とやっと話ができたという、嬉しさだったり気恥ずかしさだったりという姫の心の動きを描いていて楽しかったからです。

ーー本作は『香夜たちの話』の収録されているお話の1つですが、他に思い入れの強いお話があれば、理由とともにお聞かせください。

この『どうしても好きな男の子を忘れられない女の子』のアンサーとなる伊志原の視点から見た『彼には彼の過去がある』というお話です。理由はこれがきっかけで、二人の仲が少しずつ近付き始めるターニングポイント的なお話だからです。

ーー小田桐さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

短期的な目標で言えば、姫と伊志原のお話はそろそろ一区切りしますので、切りの良いところで描き下ろしも入れた冊子版を作ろうと思っています。個人での印刷なので少部数ではありますが、BOOTHで通販しようと考えています。
長期的な目標では、やはり最後まで描き切ることです。姫と伊志原のお話の次は真琴と伊角、そして香夜と裕太の話が続きます。そこまで描いたら、その次はそれぞれのカップルがどう仲を深めていくかを描きたいと思っています。しかし、ここまで描くとなると相当な時間を要し、またかなりのページ数にもなるため本当に描き切れるのか不安ではありますが、とりあえず行ける所まで頑張りたいと思います。

ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

いつもお読みくださっている方、今回初めて読んでくださった方、ありがとうございます。読んでくださる方がいるお陰で続いて来た漫画です。特に感想を頂けた時はモチベーションがとても上がり、制作の糧になっています。本当にありがとうございます。今後も頑張って続きを描いて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。