コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ウツボのイラストレーターとして活躍されているれれれさんがX(旧Twitter)に投稿した『家のウツボが上陸した話』をピックアップ。
作者のれれれさんが6月18日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2.9万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、れれれさんにインタビューを行い、創作の裏側やウツボの魅力について語ってもらった。
ちっちゃなウツボを家にお迎えして2週間。水槽を見るとウツボが上部フィルターに上陸していた!呼吸をする時だけ顔を水につけるまさかの行動に「ウツボ的にいいの!?」というツッコミを入れつつ、さすがに心配になりウツボを水中に戻す。しかし、時間がたつとまた上陸。水中に何度も戻すとストレスが溜まってしまいそうなので、上陸したままで様子を見ることに。全然水中に戻らないウツボを心配し、水位を上げ水中に戻すことにする。すると、ウツボは自ら顔を水の外に出したのである。水質も温度も大丈夫なのに…。このウツボの不可解な行動に、えびは「多分”趣味”だよ」と教えてくれるのだった。
このウツボの愛らしさすら感じてしまう不思議な行動に対し、「人間でいうサウナみたいなとこか」「趣味で苦しそうな環境を好むってストイックなんですね…」「癒される…」といったコメントが寄せられている。
――『家のウツボが上陸した話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
家で小さい種類のウツボを飼っているのですが、ある日陸に上がっているのを見かけてすごく驚きました。ウツボは常に海の中にいるイメージが強かったので、この話を知った人がウツボに興味を持ってくれるかもしれない!と思い漫画を描きました。
――『家のウツボが上陸した話』の中で気に入っているシーンがありましたら、理由と共にお教えください。
1ページ3コマ目のウツボの、「呼吸しよ~」のシーンがお気に入りです。ウツボは皮膚呼吸で何分かは陸に居れるのですが、呼吸したくなった時にわざわざ顔だけ水中に付けて呼吸してるのがとても印象に残ってて、このシーンは絶対に描こうと決めてました。
――れれれさんの思うウツボの魅力をお教えください。
鋭い歯と強い顎を持ち、圧倒的な存在感のあるウツボはとてもカッコいいと同時に怖いイメージもあるのですが、性格は実はビビりでドジだったりと、とても魅力的なギャップがあります。
また、水槽のエアーのぶくぶくで遊んだり、水草や珊瑚に絡まるウツボなど 可愛い一面もたくさんあり、見ていて飽きません。
水族館で口をパクパクしてまったり過ごしているウツボの姿にはとても癒されるので、水族館でウツボを見つけた際にはぜひ1分だけでいいので眺めていただけると嬉しいです!
――れれれさんの作品には海の生き物が多く登場していますが、理由があればお教えください。
ウツボ・えび・たこの共生関係が好きで、この3匹を中心に描いていく内に、「ウツボはイカとカニが好物だから描こう」「ウツボの稚魚はレプトケファルスで、ウナギとハモの稚魚も同じレプトケファルスだから描こう」など、ウツボに共通点を持つ魚に魅力を感じて描いていたら、いつの間にかたくさんの生き物が漫画に登場してました。海の生き物には詳しくないので描く時にその生き物の生態などを調べるのですが、知れば知るほど興味が湧いて楽しいので、これからもたくさんの種類の海の生き物が登場すると思います…!
――れれれさんの今後の展望や目標をお教えください。
ウツボ商品はまだまだ少ないので、マスコットのカプセルトイなど、気軽にウツボグッズが手に入るようなグッズ展開をしていけたらいいなと思っています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつも見てくださり本当にありがとうございます。「かわいい」「ウツボが好きになった」などのコメントがいつも励みになっています!!私のイラストを見てウツボに興味を持ってくれる人が増えるように、これからも頑張ります!
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