コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、枇杷かな子さんの漫画「息子が娘にプレゼントをあげた日」だ。
作者である枇杷かな子さんが9月5日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、1.1万件を超える「いいね」が寄せられ、Twitter上では「やさしい世界」「うるっときた」「幸せ空間」「こういう兄弟ってあこがれる」「尊い...」「2人とも愛おしい」などの反響の声が多数寄せられている。この記事では枇杷かな子さんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。
娘の誕生日が近くなったある日、息子から文房具屋に一緒に行ってほしいとのお願いが。予算400円で妹への誕生日プレゼントを買おうとしていたのだ。娘好みのプレゼントを見つけた息子はレジでお会計。プラス20円するリボンもつけ、少し予算オーバーの料金に。しかし「少し(お金を)ヘルプしようか?」という母に「自分のお小遣いであげたい」と息子は断る。誕生日当日、兄からプレゼントをもらった妹は大喜びして...。
――「息子が娘にプレゼントをあげた日」のお話を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
よく喧嘩をしている2人なのですが、気づくと肩を並べてゲームをしていたりしている毎日でして。そんな息子が娘に誕生日プレゼントをあげたいと言った日を大切な思い出の1つとして残したくなりました。
――「やさしい世界」「うるっときた」と話題の本作ですが、こだわった点などがあればお聞かせください。
息子が「自分のお小遣いであげたい」という気持ちを言ってくれて、その想いや成長をちゃんと描こうと思いました。あと、もらった時の娘がジャンプしながら喜ぶ姿も描いておきたいと感じました。
――本作の中で、特に思い入れのあるシーンやセリフがあればお聞かせください
文房具やさんが優しい方でして、その時息子のちょっとした照れ具合やお店の雰囲気がとても素敵な思い出です。
―― 普段作品のネタ(ストーリー)はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
日々や思い出の中に転がっていたりしています。何気ないことも心が動けばとても大きな幸福だったり、切なさだったりしまして。創作作品に関しては思いいれのある品物などからも湧いてきます。
――枇杷かな子さんの今後の展望や目標をお聞かせください。
描いている祖母のお話を書籍にしたいという夢があります。様々なジャンルも描いてまいりたいですし、どこかで連載をさせていただきたいなと思っております。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
ご感想や反応をいただき、漫画を読んだ方の心が少しでも動いていると思うと本当にすごいことが起きてるぞと日々感動してます。ありがたくて、この気持ちが描く励みになっております。これからもわしわし描いてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします!
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