キューブが貰えない状況が続く中で呼ばれたのは、ハル(井上陽)。3次審査で「参加者の中でダンスは一番」とJ.Y. Parkに言われた、JYP練習生になって半年の16歳。日本合宿までの間、毎日朝10時から夜遅くまで歌とダンスを練習。合宿期間中も毎日課題をノートに記録していた努力家だ。
「自分がここで一番上手だ」とつぶやき、自己暗示をかけてレベルテストに臨んだハル。曲は、Stray Kidsの「Back Door -Japanese ver.-」。サビのダンスのキレ味に、思わず「うわぁー」と感嘆する参加者も。「力、動き、転換のスピードは最高だと思います」との高評価に笑顔でお礼を言うハル。続けてJ.Y. Parkは「でも」と言い、緊張が走る。「全体的に少し硬い感じがしました」と、余裕を持って、力を抜いて軽く踊る部分がもっと必要だと指摘。そしてしばらく悩んだ後、「来てください」と、キューブを渡したが、「今日は最高ではなかった」と改めて告げた。
そして、3次審査でJ.Y. Parkが逸材だと絶賛し「次のステージがもう見たい」と言っていたユウキ(西山裕貴)は「力とスピードが足りない。今日は少し残念」、ボーカルと人柄を評価されたタカト(大塚天翔)は「あまりにも粗っぽい。踊っているというより、動きをやっとこなしているように見える」、そして「漫画の主人公のよう」と評されたJYP練習生のセイタ(河嶋星太)も、「硬い。余裕が無さすぎ」と、キューブを獲得できなかった。
最初は連続してキューブを獲得し、「これは結構イケるのでは?」と思われたが、予選時に高評価だった参加者が次々と玉砕する状況に、キューブを貰うのは並大抵の事ではない、と改めて気づかされる。
そんな重苦しい空気の中で呼ばれたのは、JYP練習生歴最長のタイガ(藤牧大雅)。しかし、「動きの正確さが問題」と指摘が。「すべての動きは、関節と筋肉で表現するんだよ。手を動かすとしたら、そこから繋がる足の動きまでシンクロしなきゃいけないのに、タイガは1つを意識すると、それ以外の部分が雑になる。この概念を身につけないと、これ以上実力が伸びないと思う」と、かなりシビアな事を言われてしまった。練習生を3年続けてきたタイミングでの厳しい言葉に、タイガは「メッチャ自信なくした。どうしよう…」と休憩時間に落ち込んでいた。
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