9月24日(日)昼2:00よりABEMA PPV ONLINE LIVEにて全試合生中継される格闘技イベント「RIZIN.44」のさいたまスーパーアリーナでの開催にともない、本大会に出場する安保瑠輝也選手のこれまでのRIZINでの軌跡とこれからに迫ったインタビュー動画が、ABEMA格闘チャンネル公式YouTubeにて公開された。
9月24日(日)の「RIZIN.44」にて宇佐美正パトリック選手とキックボクシングルールにて対戦する、第4代K-1WORLD GP スーパーライト級王者の安保選手は、初出場となった5月開催の「RIZIN.42」にて、ブアカーオ・バンチャメーク選手とキックボクシングルールで試合を行ったが、試合前の記者会見では、「MMA(=総合格闘技)は、男同士がゴロゴロ寝転がってつまらない」と切り捨て、MMAにけんかを売るかたちでRIZINに電撃参戦したものの、結果は引き分けで、試合前の挑発的な発言とは裏腹に強烈なインパクトを残せず、その当時を「くやしくて、情けなくて、この世から消えたいと思った」とふり返る一方で、実力のあるブアカーオ選手と互角にわたりあえたことは、自信にもつながったと話している。
RIZIN2戦目となる、今回の対戦相手の宇佐美正パトリック選手は、MMAでは6勝2敗、高校ボクシング6冠の実力者だが、両者はリングの外でもすでにバチバチで、先日、行われた記者会見にて宇佐美選手が安保選手を「ブサイクやな」とののしると、安保選手も「ツイッター(X)で定期的にからんでくるガソリンスタンドの店員さんやと思ってた」と応戦するなど、おたがいに自信と不敵な笑みを見せ、はりつめた緊張感のまま会見を終えた。
宇佐美選手について、「ボクシングはすごいスポーツだとわかっているし、宇佐美が高校ボクシング6冠は本当にすごい」と評価するも、「ただ今回は、キックボクシングなんで」「実力が違いますね。かっこいいKOもいいんですけど、そうはならない、いたぶりますね」とまるで宇佐美選手は眼中なしと言わんばかりに余裕の表情を見せた。
あくまで安保選手の目線は、K-1時代から対戦を熱望していた木村ミノル選手にあり、9月に対戦することを両者SNS上で合意するも、木村選手のドーピングが発覚し、半年間の出場停止処分となり、実現とはならなかった。その木村選手に対して、安保選手は「格闘技は心で戦うので、クリーンになって戻ってきたら、ある意味、強くなるんじゃないか」と話し、今回の大会で宇佐美選手を倒した上で、木村選手を次回の対戦相手として指名すると語った。大晦日にこのカードは実現するのか。そのためにも安保選手にとってはぜったい負けられない、今回の「RIZN.44」の試合に注目度が高まっている。
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