葉が「これって…」と言うと、「そうだ、君たちのことだ」と万さん。「先日、SNSで発表したところ万バズしたキラーコンテンツだ」と言い放つ。
勝手に…と葉が動揺すると、万さんは「心配するな、職業と年齢設定は変えてある。世間様にバレる心配はない。君も聞いたことがないか、インディーズ作家がエッセー漫画で特大ヒットを飛ばし、メインストリームにのし上がる、そんな夢見たいな出世話を」と希望に満ちた目をする。
「おぉ!」と葉も感心すると、万さんは葉に情報提供と作画の手伝いを依頼する。「これが成功すれば君も瀬ヶ崎瑞希に見合う男になれるんじゃないか?」と言って万さんが握手を求めると、葉は握手に応えて「ありがとうございます!」と頭を下げるのだった。
たくましくて頼りになる万さんに葉と共に前向きな気持にさせられつつ、そんなに上手くいくかなと不安も過る。また、「推しカレ!」という漫画の中身を読んでみたいと興味をそそられた。
◆構成・文=牧島史佳
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