酷評続きで波乱のスタートとなったボーカル･レベルテスト＜Nizi Project Season 2＞

2つ目の審査、ボーカル･レベルテストは波乱の幕開け

そして、合宿3日目となり、ボーカル･レベルテストがスタート。今回の審査基準は3つ。メロディーとリズムの正確さ、自分のもともとの声、表情、キャラクターで歌えているか、そして演技力だ。

始める前に、J.Y. Parkは、「“歌”とは、言葉に音符を付けたものです。僕たちは普段、言葉を交わしながら生きているから、歌う時に話すような感じが出てこそ、聴く人の心を動かせます。聴く人が“歌手の実際の話なのかな？”と気になってこそ、素晴らしい歌と言えます」と、歌の極意を伝えた。

まずはユウから挑戦。地域予選では「音程が不安定すぎ。基本が出来ていない」と指摘された彼は、弱点を克服する為に猛練習してきたが、独学の為に不安でいっぱい。そんな彼に、「歌う時は、音程の悩みなどは忘れて、歌の世界に没頭するように」とアドバイスして、レベルテストがスタート。清水翔太の「milk tea」を情感たっぷりに歌うユウ。だが、J.Y. Parkは途中で歌を止め、緊張が走る。

「僕は地域予選の時、2つ指摘しました。でも、それが大きく変わっていません」と厳しい言葉が…。「高音に上がる時に、音程への心配から、歌に集中できていません」と指摘し、「高音になると、もっと強く歌わなければ、という先入観があるけど、それを捨ててラクに歌う事が大事。ピアノを弾く時、高音だけ強く弾いたりしないですよね？」とアドバイス。「声自体が魅力的」と、彼の長所は認めたが、弱点が克服できていない事が残念だと告げ、キューブ獲得とはならなかった。

ダンス･レベルテスト3位、ショーンのボーカルのレベルは…？

次はショーン。ダンスは3位になったが、歌は経験が少ない為に自信が持てずにいる。感情を込めて歌う事に集中してTani Yuukiの「W / X / Y」を歌うが、またしてもJ.Y. Parkは途中で止めた。難しいリズムに上手く乗っていた事については「リズムに乗る動物的な感覚があるようで、リズム感は本当にいい」と評価。音程も悪くない、とクリア。でも、やはり自信の無さを指摘されてしまった。昨日は感情が溢れていたのに、今日は無表情で動きも無く感情が全く表れていなくて別人のようだ、と。そして、高音を裏声で歌った事にも言及。「高音を地声で歌うクセをつけるべき。そうしてこそ実力が高まります」とアドバイスした。キューブは貰えなかった。