コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、倉田けいさんの漫画「2人育児が始まった日」だ。
作者である倉田けいさんが9月6日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4.8万件を超える「いいね」が寄せられ、Twitter上では「ボロ泣きした…」「やさしくていい子」「全人類読むべき」「2人目欲しいと思えました」「すてきな家族」「あたたかすぎるお話」「懐かしい気持ちになった」「パパさんとても優秀」などの反響の声が多数寄せられている。この記事では倉田けいさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。
次男が生まれた翌日、4歳の長男と旦那が病院に面会にくることに。当日病室に来た長男は、母の元に行くのかと思いきやスルー。そして、その先にいる次男の元へ一直線に走っていく。なにも知らない長男は次男の手をギュッと握ってしまったことから、次男は体を揺らし、びっくりしてしまう。その夜、母は「上の子の心を守りながら下の子の体を守りたい」と悩み続けることに。そして翌日…また長男が病室へ。今回も母のことはスルーをし一目散に次男の元に駆け寄ると…。
――「2人育児が始まった日」のお話を描こうと思ったきっかけや理由があればお聞かせください。
普段より育児漫画は覚えておきたい瞬間を記録したり自分を振り返って気持ちを整理するために描いているのですが、今回のことは2人目の妊娠・出産において最も印象的で強い感情を伴うものだったので描きました。
――「涙が出る」「心が温まる」と話題の本作ですが、反響を受けていかがですか。
個人の日記的な内容だったにもかかわらず、たくさんの方に読んでいただけたことにまず驚き、そして私たち家族に寄り添った共感や感想をお寄せいただいたことを大変ありがたく感じています。
――普段作品のネタ(ストーリー)はどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
5年前に長男を妊娠した時から、子育ては私にとって未知との遭遇ばかりなので、その驚きや面白く感じた部分をありのまま描くようにしています。
――倉田けいさんの今後の展望や目標をお聞かせください。
次男が無事生まれ、4人家族の生活が始まりました。4歳の長男も、0歳の次男も、それぞれが楽しくかわいく成長していく様子をこれからも育児漫画にしてSNSで発信していきたいです。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
育児漫画を描き始めた頃は本当に自分のための記録…という気持ちでしたが、読んでくださった皆様が自分の経験を重ねたり、これからの生活を楽しみにしたりしてくださって、私としてもとても励みに感じています。たまに「私の代わりに倉田さんが私の育児をまとめてくれてるみたい」といったコメントまでいただきます(笑)。4人家族のわが家もあたたかく見守っていただけると嬉しいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)